この本を読んで、こんなに自由に、思う存分自らの願望と能力を仕事、しかも非営利のそれに活かすことができるんだと希望をもつ人もいるかもしれないが、登場する女性は、スーパーウーマンばかりである。
NPOではたらくのがいやになれば、大企業やベンチャー企業から入職のお誘いがくる。
高学校歴、美貌、才気煥発、どこにいても活躍できるうえに、保険にイイ男もつかまえている。子どもができても、さらに夢をかなえ、能力を開花させるべく仕事に邁進する。
こんなのわたしには無理だと、絶望する人の方が多いような気がする。世界は残酷だ。
開高健ノンフィクション賞作家が「N女」=「NPOで働く女子」出現の背景から、現代社会の問題と、NPOの新潮流、女性の働き方・生き方を探る。
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