設定がややコミカルではあるが、災害小説としては出色のできだろう。
津波を利用したヤクザ皆殺し完遂のくだりには実にワクテカさせられる。
巨大地震発生のメカニズム、大災害の歴史的意味等についての蘊蓄もなかなか読ませる。
名古屋で地質会社を営む明石真人は、東海・東南海地震の連続発生を予測。地震による大津波を利用して、娘の仇を討つべく復讐計画を練り上げる。そして数ヵ月後、ついに東海地震が発生。浜岡原発の炉心融解(メルトダウン)を目前に、復讐劇の幕が開く。
最新の研究データに基づく大災害小説。そのとき、人は、生き様を問われる。
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