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本と音楽とねこと

外貨預金の勧め

 わたしは、つい1年ほど前まで、金融商品にまったく関心がなかった。むしろ、敬虔なイスラム教徒なみに、労せず利息や配当金やらで利益を得るのを潔しとしない考えでいた。それがどうしたことか、株式や為替取引の面白さを知り、株式取引については、いわんこっちゃない、ちとやけどを負って退場したものの、預金のかなりの部分を外貨で運用し、運用損益を左右する世界各国の経済動向を興味深く観察している。もちろん、実益も得ている。
 日本政府の抱える財政赤字は、1千兆円を軽く突破し、人口構成が高齢化するなか、財政の健全化を図るのは至難の業だろう。(一時期話題になったリアルタイム財政赤字カウンタは8年前の財政データに基づいており実際の数値はさらに悪化している。)実際、低金利政策を続けざるを得ない経済情勢のなか、中・長期的には、円の価値が切り下がり売られ続けるトレンドにある。
 こうした状況下で、資産を円建てのみで運用するのはきわめて危険だ。利息や配当金を得るためだけでなく、自分の生活は自分で守っていくためにも、バランス良く外貨、債券、株式等に資産を分散運用していく必要がある。付け加えると、外貨の内訳についても、世界各国の通貨を各国の経済情勢にあわせて分散運用し、リスクの軽減を図ることが大切だ。

(画像は、過去1年のユーロ/円のチャート)

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