2005年いうのは、人口減少トレンドへの転換、超高齢社会への移行という2つの点で、後々、時代の分水嶺として位置づけられる年になるんだろうな。
老年人口21%で世界最高、年少は最低…日本
日本の老年人口(65歳以上)の割合が21・0%で世界最高になる一方、年少人口(15歳未満)は13・6%で最低となったことが、総務省が30日に公表した2005年国勢調査の抽出速報集計結果で明らかになった。
少子高齢化が、世界で最も深刻な状態となっている現状が浮かび上がった。
今回の速報は、昨年の国勢調査から、全体の1%にあたる約50万世帯を抽出して集計した。
日本の総人口1億2776万人の内訳は、年少人口1740万人、15~64歳の生産年齢人口8337万人、老年人口2682万人。2000年の前回調査に比べ、老年人口が481万人の大幅増、年少人口は107万人の減少となった。
この結果、老年人口の割合は3・7ポイント増え、初めて20%を超えた。85年調査で10%を超えた後、20年間で10ポイント以上も上昇した。年少人口は1・0ポイント低下し、80年調査の23・5%以降、過去最低を更新し続けている。
世界192か国・地域を対象にした国連の人口推計で比較すると、日本の老年人口の割合はイタリア(20・0%)などを上回り、最高になった。前回調査時は、イタリアとスウェーデンを下回っていた。
前回はイタリアとスペインをわずかに上回っていた年少人口も、初めて最低となった。今回、2番目に低かったのは、13・8%のブルガリアだった。
少子高齢化が進んだ結果、一人暮らしの高齢者(65歳以上)が急増し、前回より100万人以上増えて405万人となった。特に女性は、5人に1人が一人暮らしとなっている。
一方、少子化に影響する若年層の未婚率は、上昇が続いている。女性の25~29歳と30~34歳の未婚率は約6ポイントずつ増え、それぞれ59・9%、32・6%と最高を更新した。男性も30~34歳で47・7%、35~39歳で30・9%に達した。
(2006年6月30日12時49分 読売新聞)
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