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本と音楽とねこと

最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく

上野千鶴子,2022,最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく,中央公論新社.(電子書籍版有)(10.9.2022)

 対談の名手でもある上野さん、各界の著名人を相手に、一人で安心して逝くための処方箋を解き明かす。
 上野さんの介護保険制度への高い評価は、本作でも踏襲されているが、高階層の上野さんだからこそ評価できることが、低階層の高齢者にもあてはまるとは限らない。読んでいて違和感をもつとすれば、その点に尽きるだろう。

社会学者ウエノが女性10人に迫る人生後半の覚悟。人生100年時代で叶える「理想の最期」とは。10人のロールモデルと語り合う生き方と老い方。

目次
第1章 人生100年時代、先輩方の覚悟
90歳、ひとり暮らしの危機を乗り切った 転んで寝たきりになっても、「これで終わり」とは思わなかった―澤地久枝×上野千鶴子
「安楽死させて」の思いに迫る 好奇心が枯れるまでよく生きて、上手にサヨナラしたい―橋田壽賀子×上野千鶴子
夫と離れても、悲しみすぎない 普段から距離をおいて「ひとり時間をどう過ごすかが大事」―下重暁子×上野千鶴子
下っていく現実を受け止めて 親ですもの、子どもに迷惑かけたっていいじゃない?―桐島洋子×上野千鶴子
第2章 節目を超えて、さらに輝く
主婦こそ“定年”前から備えたい 「女子会」「子離れ」「きょうよう」が40代以降のキーワード―村崎芙蓉子×上野千鶴子
課せられた期待や役割を打ち破って―50代で気づき、60代で大胆に、70代で女は解き放たれる―若竹千佐子×上野千鶴子
55歳、人生の折り返し地点を過ぎて 最後まで、ご機嫌な独居老人でいよう―稲垣えみ子×上野千鶴子
第3章 老後は怖い?怖くない?
ずっと「親の子でいたい」?家族に看取られなくても、不幸じゃない―香山リカ×上野千鶴子
看取り士って何ですか?「最期を見届けてほしい」の声に寄り添うサービス―柴田久美子×上野千鶴子
老後の備えはお金で決まる 決して手放してはいけない「家」と「友」と「1000万円」―荻原博子×上野千鶴子
終章 最期まで自宅での暮らしを全うする「在宅ひとり死」徹底研究

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