障がい者の自立・自律生活を可能にする住まいとして、数多くのグループホームがつくられてきたが、それが、たんに、大規模施設を小規模ユニットに分解しただけで、障がい者の自由と自己決定を損なうものであれば、あまり意味がない。
本書では、このグループホームをシェアハウスと呼ぶ。なるほど、健常者と同様の自由と自己決定が保障されているのであれば、名ばかりのグループホームとは一線を画すシェアハウスと呼ぶのがふさわしい。
障がい当事者のグループホ-ムはかくあるべしと思わせる、さまざまな地域移行支援のノウハウとアイディアが詰まった内容だ。
元キャリアコンサルタントと作業療法士の異色のコンビが、地域に福祉をぶっこんだ?栃木県のごくごく普通の住宅街にある空き家を活用したシェアハウス。お金を使わず知恵を使う、誰もが使いやすい環境整備、対話のある暮らしやポジティブフィードバック…。障害をかかえた彼女・彼らが主人公で、あたり前に地域で暮らすためのヒントが満載。
目次
1 アイリブで暮らすメンバーたち
2 「アイリブ」爆誕ものがたり
3 アイリブ×経営デザイン
4 アイリブで働くスタッフ
5 アイリブ×作業療法士のマネジメント
6 私が私として、私らしく生きる、暮らす
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事