まぁまぁ、見事なまでに外してくれる。
大型連休初日の28日はともかくとして、29日の予報は1.5mのち1mだった筈。
それが一日を通して10m以上の南西強風が吹き荒れた。
29日の夕方にバイト君から「しっ、死ぬどごだったす・・・」と電話があった。
島に下りたはいいものの、帰りは船着きが恐ろしいほど被っていて大変だったらしい。
波の引き際を見はからって、岩を走りジャンプして乗船したらしい。
おぉぉ、こわっ。
僕は長男のサッカーの試合があり、釣行許可は30日に出ていた。
あぁ、良かったなぁ。29日じゃなくて。
さて、30日は何処へ行こうか・・・
夜に最終更新の天気図を見ると、南西風は収まりそうもない気圧配置。
でも予報は「1.5mのち1m」ほぉ、またそんな事を言うのか。
ふん、俺はだまされんぞ。
一応、朝3時に起きて風を確認する・・・南西10m。ほらね、落ちんではないか。
コーヒーを沸かし、ゆっくりと明るくなってから家を出た。
南西10mであれば、渡船前提でいうと加茂の北磯、戸賀のビック4のみ。しかも混雑が予想される。
もちろん、チヌの顔は見たけど、基本的に「釣りたい」と言うより、折角の釣行日を気持ち良く過ごしたい気持ちが自分には強い。
また、今年はホームに拘らず色々な場所で竿を出そうという目標もある。
さて、今日も船川へ行こう。
脇本城跡のトンネルを抜けると左側に船川の海が見えてくる。
やはり前日の大荒れの影響で泥濁りが多少残ってはいるものの、何とかなりそうな状況。
釣りショップ海風へ入る。
「おはようございます!」
「おぉ、kishiさんおはようございます。今日いぐが?」
「いぐいぐ。昨日出だすか?」
「いやぁ、ひんでがった。なもかもなもかも天気予報のあだらねごど(笑)撤収さしったげじがんかがった」
船川港には通称「1キロ」と呼ばれる陸続きの堤防があるが、その先端の灯台が被る程の大時化だったらしい。
数名の方々と一緒に乗船し、まだウネリの残る船川港を出発した。
船川港沖堤
人工構造物の上での釣り・・・と言うのは差し引いても、秋田ではこれほど魚種が多様で魚影が濃い所は無いだろう。
以前も書いたが、正体不明の魚?も含め、一年を通して多種多様の釣りが出来る場所でもある。
当然、チヌの魚影も濃い。
去年、団子で探索しているため大体の海底形状は把握しており、降りる場所は何処でも良かった。
次々に手渡しで荷物を堤防に上げてやり、僕は一番最後。先端より100m程度手前に上げてもらった。
大きく深呼吸をして潮風を思いっきり吸い込む。あぁ、気持ち良いな。
堤防西側は思った通り大時化状態。やはり内向きを釣ろう。
コマセは前回同様に、粉物主体。
この時期まだ活性が上がらない段階で、大量に上から降り注ぐオキアミにチヌが反応するとは思えない!ってのが、勝手な自分の想像なのだ。
むしろ針に刺したオキアミを目立たせる方が大事なのかな・・・まぁ、これも勝手な僕の想像。
チヌムギ2袋にオキアミ4キロ程度で1日分のコマセを仕上げる。
さて、やるか。
底の状況は大体把握している。竿2本先までは水深10m程度で底が粗い。その先は落ち込んでおり、13m~15m程度。チヌが付き易いとすれば竿2本先にあるガラの先か。
そこをポイントに設定し、潮流・仕掛けのウェイトを考えながら手返しを続ける。
堤防での釣りは磯に比べて狙い処が少ないけど、自分で明確なポイントを設定すれば結構面白いもんだ。
また。船川の特徴かもしれないが潮も頻繁に変わるから忙しく・・・そして楽しい。
朝方は左から右への流れ。悪くは無いけれちょっと早すぎるかな。
まぁ、まだ釣れないよな。外さないようにゆっくりやろう。
ここの狙い目はやはり潮が緩んだ変わり目。団子のときは殆どの釣果がそうだった。
そしてその潮が緩み始め・・・徐々に反対へ流れ始める。おぉ・・・船川っぽい(笑)
久々の気配を感じながら・・・ニヤついた変な顔になっていたんだろうなぁ。
その直後に誘いをかけた指に「コツン」とした感触があった。
半ば誘うようにゆっくりとアワセを入れると、久しぶりに味わう手応え。でも、あまりにも久しぶりなので姿を見るまでは慎重に・・・ドキドキしながら。
4月の一尾。
東北の磯師なら誰でも分かるでしょうが、数ヶ月間我慢してようやく訪れた開幕の知らせ。
姿を見るまでは本当にドキドキして楽しいものである。
どうか細くありませんように・・・
祈るような気持ちでリールを巻く。
ギラッと上がってきたときに全身の毛穴が広がる。あぁ、黒鯛だ。良かった・・・
慎重にタモ入れし、何度も姿を眺める。
今年も宜しくお願いします。
その後、同じような流れで一尾追加した。でも、流れが早まり当て潮気味になると、もうどうしようもなかった。
風が緩んだ午後に全層で探るも・・・気配なし。
結局そのまま納竿の時間を迎えてしまったけど・・・楽しかったなぁ。
まだ書きたいことあるけど・・・日常でも色々あって、今日も疲れた。
また後ほど。
メールをくれたみなさん、良い連休をお過ごしください。
更に、釣果にも恵まれると良いですね。
おやすみなさい・・・って、メールみたいだな(笑)
大型連休初日の28日はともかくとして、29日の予報は1.5mのち1mだった筈。
それが一日を通して10m以上の南西強風が吹き荒れた。
29日の夕方にバイト君から「しっ、死ぬどごだったす・・・」と電話があった。
島に下りたはいいものの、帰りは船着きが恐ろしいほど被っていて大変だったらしい。
波の引き際を見はからって、岩を走りジャンプして乗船したらしい。
おぉぉ、こわっ。
僕は長男のサッカーの試合があり、釣行許可は30日に出ていた。
あぁ、良かったなぁ。29日じゃなくて。
さて、30日は何処へ行こうか・・・
夜に最終更新の天気図を見ると、南西風は収まりそうもない気圧配置。
でも予報は「1.5mのち1m」ほぉ、またそんな事を言うのか。
ふん、俺はだまされんぞ。
一応、朝3時に起きて風を確認する・・・南西10m。ほらね、落ちんではないか。
コーヒーを沸かし、ゆっくりと明るくなってから家を出た。
南西10mであれば、渡船前提でいうと加茂の北磯、戸賀のビック4のみ。しかも混雑が予想される。
もちろん、チヌの顔は見たけど、基本的に「釣りたい」と言うより、折角の釣行日を気持ち良く過ごしたい気持ちが自分には強い。
また、今年はホームに拘らず色々な場所で竿を出そうという目標もある。
さて、今日も船川へ行こう。
脇本城跡のトンネルを抜けると左側に船川の海が見えてくる。
やはり前日の大荒れの影響で泥濁りが多少残ってはいるものの、何とかなりそうな状況。
釣りショップ海風へ入る。
「おはようございます!」
「おぉ、kishiさんおはようございます。今日いぐが?」
「いぐいぐ。昨日出だすか?」
「いやぁ、ひんでがった。なもかもなもかも天気予報のあだらねごど(笑)撤収さしったげじがんかがった」
船川港には通称「1キロ」と呼ばれる陸続きの堤防があるが、その先端の灯台が被る程の大時化だったらしい。
数名の方々と一緒に乗船し、まだウネリの残る船川港を出発した。
船川港沖堤
人工構造物の上での釣り・・・と言うのは差し引いても、秋田ではこれほど魚種が多様で魚影が濃い所は無いだろう。
以前も書いたが、正体不明の魚?も含め、一年を通して多種多様の釣りが出来る場所でもある。
当然、チヌの魚影も濃い。
去年、団子で探索しているため大体の海底形状は把握しており、降りる場所は何処でも良かった。
次々に手渡しで荷物を堤防に上げてやり、僕は一番最後。先端より100m程度手前に上げてもらった。
大きく深呼吸をして潮風を思いっきり吸い込む。あぁ、気持ち良いな。
堤防西側は思った通り大時化状態。やはり内向きを釣ろう。
コマセは前回同様に、粉物主体。
この時期まだ活性が上がらない段階で、大量に上から降り注ぐオキアミにチヌが反応するとは思えない!ってのが、勝手な自分の想像なのだ。
むしろ針に刺したオキアミを目立たせる方が大事なのかな・・・まぁ、これも勝手な僕の想像。
チヌムギ2袋にオキアミ4キロ程度で1日分のコマセを仕上げる。
さて、やるか。
底の状況は大体把握している。竿2本先までは水深10m程度で底が粗い。その先は落ち込んでおり、13m~15m程度。チヌが付き易いとすれば竿2本先にあるガラの先か。
そこをポイントに設定し、潮流・仕掛けのウェイトを考えながら手返しを続ける。
堤防での釣りは磯に比べて狙い処が少ないけど、自分で明確なポイントを設定すれば結構面白いもんだ。
また。船川の特徴かもしれないが潮も頻繁に変わるから忙しく・・・そして楽しい。
朝方は左から右への流れ。悪くは無いけれちょっと早すぎるかな。
まぁ、まだ釣れないよな。外さないようにゆっくりやろう。
ここの狙い目はやはり潮が緩んだ変わり目。団子のときは殆どの釣果がそうだった。
そしてその潮が緩み始め・・・徐々に反対へ流れ始める。おぉ・・・船川っぽい(笑)
久々の気配を感じながら・・・ニヤついた変な顔になっていたんだろうなぁ。
その直後に誘いをかけた指に「コツン」とした感触があった。
半ば誘うようにゆっくりとアワセを入れると、久しぶりに味わう手応え。でも、あまりにも久しぶりなので姿を見るまでは慎重に・・・ドキドキしながら。
4月の一尾。
東北の磯師なら誰でも分かるでしょうが、数ヶ月間我慢してようやく訪れた開幕の知らせ。
姿を見るまでは本当にドキドキして楽しいものである。
どうか細くありませんように・・・
祈るような気持ちでリールを巻く。
ギラッと上がってきたときに全身の毛穴が広がる。あぁ、黒鯛だ。良かった・・・
慎重にタモ入れし、何度も姿を眺める。
今年も宜しくお願いします。
その後、同じような流れで一尾追加した。でも、流れが早まり当て潮気味になると、もうどうしようもなかった。
風が緩んだ午後に全層で探るも・・・気配なし。
結局そのまま納竿の時間を迎えてしまったけど・・・楽しかったなぁ。
まだ書きたいことあるけど・・・日常でも色々あって、今日も疲れた。
また後ほど。
メールをくれたみなさん、良い連休をお過ごしください。
更に、釣果にも恵まれると良いですね。
おやすみなさい・・・って、メールみたいだな(笑)
秋田もそろそろクロダイシーズンですね。私も近いうちに男鹿磯のクロダイに会いに行きますぞよ。
嫌われないように地元で練習しなくちゃ!
俺も釣りに行きた~い!!!!
> やりましたね
・・・って、先ほどONさんのHP見ましたが既に良型を獲ってるじゃないですか!(^-^)
今年も調子良さそうですね。
男鹿でお会いできる日を楽しみにしています。
きみさん
連休中も毎日お疲れ様です(笑)
作業が落ち着いたら一緒に行きましょうね。
その苦労と努力で、立派な野菜・・・いや、黒鯛が釣れる筈です。
しかし連休中は波が高いですねぇ・・・
明日も絶対に落ちんぞ。
何処へ行こうか。