一斤染（いっこんぞめ）

一斤染（いっこんぞめ）
桜色より若干黄味を帯びた色。紅花一斤で絹一疋を染めた、淡い紅染め。

『和色』というタイトルで書いてきたこのblogですが、
この「一斤染」という色は、
かなり出現頻度が高いのではないでしょうか。
自然界には、このような淡い色からビビットな原色まで、
そして、私の可視範囲を超えたところまで、無限の色が存在します。
このblogを書いていると、
これらの無限の色の中から、
日本の伝統色というのは、中間色が多いことに気が付きます。
そして、今回の色のように、
はっきりとしないが、
柔らかさや、優しさを感じるのが、この中間色だと思います。

写真はホタルブクロです。
裏山を散歩中に発見。
緑の草の中に、一輪だけ咲いていました。
ビビットな色ではないけど、ちゃんと目立ってました。
日本らしい目立ち方ってこんな感じ？
今日も早起きしてしまったので、帰って一眠りします。

近所の自然情報
近所の「駒止湿原」は、ワタスゲが満開だそうです。
満開といっても、花ではなく綿帽子ですが。