経験するのは初めてです。
この日、爺はゴルフ仲間と8時過ぎから益子でプレーをして、いつものようにゴルフの
不出来を嘆きながら帰り支度をしていました。
2階にある玄関前で車にバッグを積み込んでいる時に、大きな揺れを感じました。
その直後、クラブハウス全館が停電し、建物構造部分のコンクリートがきしむ音が不気味
でした。
ともかく建物から少しでも離れようと、車はそのままにして、駐車場へ続くスロープを
歩き始めました。
ところが友人も爺もまっすぐ立っていられなくて、へっぴり腰で玄関ポーチから屋根が無い
場所へ行くのがやっとでした。
揺れの合間に車を駐車場へ移動しました。ここなら上から建物の破片が落ちてくる心配は
ありません。それでも相変わらず断続的に揺れが続いていました。
いつもの帰宅時と同じように婆へ電話をしましたが、メールさえもつながりませんでした。
車のラジオを聞き始めていましたが、この時点では未だこの地震の規模・被害の甚大さが
分かっていませんでした。
ともかく早々にコースを後にしました。
余震が続く中、帰宅を急ぎ益子や真岡の街を走りながら周りを見ると、
あちこちで屋外へ避難している方々がたくさんおり、いたるところで塀が倒壊し、
屋根瓦が落下していたりガラスが道路に散乱したりしていました。
サブのデジカメを積んではいましたが、路肩に駐車しては他の車の妨げになるし、
茫然と立ち尽くしている方を目の当たりにして、被害状況を撮るのは遠慮しました。
真岡の消防署では署員が総出で出動に備えて装備等を準備している様子がうかがえました。
信号機が消えているので、なるべく直進・左折で帰れる道を選んだつもりですが、
途中の何箇所かで、ボランテアの方や警官が手信号で交通整理をしてくれていて助かりました。
運転中にも大きな揺れが何度も襲ってきて気味悪くこわい思いをしました。
普段より少し時間はかかりましたが午後4時ころ、自宅へ帰りつきました。
セーラ地方の震度は6強でしたが、幸い人的被害はありませんでした。
2階 寝室のタンスの上置きが落下して収納物とガラスが散乱。
息子の部屋の本箱の本がガラス扉の蝶つがいを壊して散乱。
1階 台所で耐熱ガラスの鍋が落下してガラス蓋破損。冷蔵庫内の食料品が扉を
押しあけて散乱。ステレオセットのスピーカーが台から落下等等。
以下の画像はセーラ家からおよそ半径50mの被害状況です。
セーラ家のブロック塀も一部壊れました。
セーラ家から50mほどのお宅の大谷石の塀が倒れました。
爺&婆は部屋の片付けに手間取って当日の夜から1階の居間で余震を感じながら寝袋に
くるまって寝ています。ちょっとしたキャンプ気分です。
地震があってもセーラもだいちゃんも元気です。
亡くなった方々のご冥福を心からお祈りし、災害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
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セーラ爺&婆
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OZ
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セーラ爺&婆
くのじ
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