今までは、辛いことでも耐え続ければいつか必ず道は開けると思っていたが、必ずしもそうではないと最近は思うようになってきた。
もちろん、続けなければ大きな物事は達成できない。しかし、嫌なことからはさっさと逃げた方が賢明な場合もある。
うつ病になりやすい人にとっては特にそうだ。うつ病に詳しい加藤諦三氏によると、うつ病になりやすい人は不幸にしがみつきやすい傾向があるそうだ。嫌なことからは逃げずに、不幸にとらわれているそうだ。だから、こういう人は逃げることも生きていくための大事な戦略の1つだということを知っておく必要がある。
また、兵法家の孫子の言葉に「勝ち易きに勝つ」というのがある。自分の勝ちやすい場所で勝負した方が戦いに勝てるということだ。つまり、苦手なところからは逃げて、自分が得意な場所で勝負する方が理に適っているのだ。
嫌なことからはさっさと逃げよう。