「本能寺の変431年目の真実」を読んだ。
明智光秀が信長を恨んでいて裏切ったと、今まで思っていた。光秀は裏切り者である一方、その光秀を素早く討った秀吉は、信長に忠誠を尽くす立派な家臣というイメージがあった。でも、事実はそうではないようだ。実際には、明智光秀、織田信長、羽柴秀吉、徳川家康、それぞれの思惑があって、その結果、本能寺の変が起こったようだ。
人は主観的に世界を見る。他人や物事など、自分を取り巻く世界を色眼鏡で見てしまいがちだ。それだけに一層、本書の新たな歴史的な事実は、現在の自分の見方を正すのに役立つだろう。