いつか読書する日 評価 ★★★☆☆
解説
牛乳配達とスーパーのレジで働く50歳の独身女性・美奈子(田中裕子)は、読書のみを趣味に平凡な日常を過ごしていた。一方、市役所に勤める高梨(岸部一徳)は末期がんの妻・容子(仁科亜希子)を自宅で看病し続けている。美奈子と高梨は高校時代につきあっていたが、あることが原因でずっと疎遠になっていたが、今もお互い心にとどめていた。やがてそのことに気付いた容子は、ふたりを再会させようとし…。
『独立少年合唱団』の緒方明監督が、中年同士の愛をしっとりとしたタッチで情感豊かに描いたラブ・ストーリーの秀作。まるで時が止まっているかのようなふたりの感情が、次第にほぐれていく過程が実に丁寧に描かれている。緒方監督の故郷でもある長崎ロケの効果も抜群で、特に坂道が魅力的に、そしてせつなく捉えられている。田中裕子は本作でキネマ旬報主演女優賞など各賞を受賞。岸部、仁科もそれぞれ好演している。特に仁科は本作が久々の映画出演となった
『独立少年合唱団』の緒方明監督が、中年同士の愛をしっとりとしたタッチで情感豊かに描いたラブ・ストーリーの秀作。まるで時が止まっているかのようなふたりの感情が、次第にほぐれていく過程が実に丁寧に描かれている。緒方監督の故郷でもある長崎ロケの効果も抜群で、特に坂道が魅力的に、そしてせつなく捉えられている。田中裕子は本作でキネマ旬報主演女優賞など各賞を受賞。岸部、仁科もそれぞれ好演している。特に仁科は本作が久々の映画出演となった
感想
なにか切ない話でした・・・
美奈子(田中裕子)は、50歳になりますが、ひたすら牛乳配達・スーパーでのパートの繰り返しです。これだけでもなにか寂しいですが、その上に一人身で趣味は、唯一読書。まさに淑女のような生活をおくっています。
しかし、美奈子は、中学生の時から思いを寄せている男がいた。しかし、その男には、病床に伏している妻があった。その男も美奈子に思いを寄せている。病床に伏している妻もその二人の思いを知っていた。そのため、飲みもしない牛乳を毎日頼んでいた。美奈子が配る牛乳を・・・
と、この後も三角関係が進んでいきます。
とてもはかない思いをいだきながら、進んでいくにドキドキ感があります。内容がわかってしまうと楽しめなくなりそうなので、ここまでにさせていただきます。
一度御覧いただきたい作品です。
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