メロディー作りに便利なスケールと言えば、ペンタトニックスケールだと思います。
ペンタトニックスケールは、ナチュラルメジャースケールの第四音と第七音を抜いた状態のスケールです。
キーがDメジャーの場合、Dを主音として「レミファ#ソラシド#レ」というナチュラルメジャースケールなので、キーがDの時のペンタトニックスケールは「レミファ#ラシレ」という音になります。
また、今紹介したのはメジャーペンタトニックスケールですが、マイナーペンタトニックスケールは、メジャーペンタトニックスケールの音をそのまま使って、始まりの音を第六音からにしただけになっています。
ですので、キーがDメジャーの時に使えるマイナーペンタトニックスケールは、「シレミファ#ラシ」というスケールになります。
困った時のクロマチックスケール
アドリブやセッション、ジャムといった形式で演奏をする場合、キーが分かったとしても、コード進行を把握するまでには時間がかかります。
そのため、上手くコードに合わせたメロディーをアドリブで弾いたりするのが難しいという事も多いと思います。
そうした時に使うと便利なのは、クロマチックスケールです。
クロマチックスケールは、半音階とも呼ばれるスケールで、文字通り、半音ずつ音を上げていく、もしくは下げていく、というようにして作られるスケールです。
別の言い方をするなら、楽音全ての音を使って音階を徐々に半音ずつ上げていく、と言うようなスケールなので、どんなコードにも当てはまるような当てはまらないような感覚になります。
セッションしている時の伴奏のコードがいまいち把握できない場合には、とりあえず、このクロマチックスケールを使って、コードと噛み合う音が何なのか探っていき、コード進行が把握できたら、ダイアトニックコードの各スケールや、ペンタトニックスケールを合わせてみるようにすると、それっぽい感じにセッションが出来ると思います。
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