突然ですが、私は元物書き志望だったりします。
小学校高学年~中学生辺りが一番その衝動が盛んでして、年齢の割には多くの書物を読んでいたと思いますし、何本か短編小説も書き上げました(内容的には今見返してみると無茶苦茶で赤面物ですが)。
で、先日ミクシィのマイミクの一人が小説に関しての日記を書いていまして、そこに幾つかのレスも返っていたんですね。
内容的には「今日2冊本買ったんだけど、皆のお勧め小説とかなーい?」ってことでした。
それでまあぼけーっとその日記とレスの内容を読んでいたのですが。
ふとスクロールの指が止まる事件が起きました。
なんと、あの山田悠介著の「リアル鬼ごっこ」を絶賛している内容のレスが2件もついていたのです。
中にはリアル鬼ごっこに限らず、山田悠介作の小説はどれも読みやすくていいね!というようなものまで。
ご存知ない方に説明しておくと、山田悠介という人物は現在ブーム?となっているケータイ小説出身の作家です。リアル鬼ごっこは彼の自費出版で世に出されたのですが、それが大変な反響を呼び、漫画化や映画化までされた大ヒットセラーであり彼のベストセラーでもあります。
しかし内容的にはとても小説と呼べる物ではなく、基本的な日本語の文法からして既に無茶苦茶、小説どころか読み物としての体すら成していない有様です。
そんな日本語の破綻した読み物を誉めている人が身近に居るというのでややショックを受けました、というお話です。
一応補足しておきますが、人の好みはそれこそ人それぞれ、千差万別であります。リアル鬼ごっこに関して誉めていても貶していてもその点に関して私はその人自体の否定はしません。驚愕の念は禁じ得ませんが。
しかし「リアル鬼ごっこ」という本そのものに関しては全否定させて頂きます。あれは小説、書籍と呼ぶことすらおこがましい。現代のインターネットメディアブームが巻き起こした弊害の一つだと断言出来ると思っています。
さて、今回に限らず物事を否定するということはそれに代わるモノを提示しろ、というのが世間の相場であります。
ということで私がお勧めする小説も幾つか挙げておくとします。
しかし一口に小説と言ってもそのジャンルは実に様々であります故、紹介する著者に偏りがあると思いますがご了承下さい。
・村山由佳
彼女は1960年代生まれでまだ若い作家です。直情的な文章が特徴で、人間、特に男女の柵を泥臭くもストレートに描くのが得意な作家です。一言で言うと破壊力のある文章ですので、その分好みは激しく別れます。
作品では「天使の卵」「野生の風」辺りが短編で文字数も少なく、彼女の世界観を知る本としてはお勧め出来ます。
・上遠野浩平
ご存知の方も多いと思います、ブギーポップシリーズを手がけている作者です。
彼の描く世界観は複雑で奥深いものですが、独特の浮遊感を持つ文章構成で巧みに読者をその世界へ誘います。
・水野良
安田均と並ぶファンタジー小説の世界では確固たる地位を築いている作家の一人です。所謂剣と魔法の世界を描くのが上手く、架空の世界観を違和感なく描くのが得意な方で安定した文章構成で読みやすい作品を多数輩出しています。
代表作に「魔法戦士リウイ」「ロードス島戦記*」など。
*ロードス島戦記は小説としては水野良の著作ですが、元はグループSNEが制作したTRPGで水野良も作家として独立するまではグループSNEのメンバーでした。
一応現代の作品に焦点をあて何人かを紹介致しました。
こちらのBlogをご覧になっている方々で小説好きの方が居れば是非一度手に取って読んで頂きたく思います。
小学校高学年~中学生辺りが一番その衝動が盛んでして、年齢の割には多くの書物を読んでいたと思いますし、何本か短編小説も書き上げました(内容的には今見返してみると無茶苦茶で赤面物ですが)。
で、先日ミクシィのマイミクの一人が小説に関しての日記を書いていまして、そこに幾つかのレスも返っていたんですね。
内容的には「今日2冊本買ったんだけど、皆のお勧め小説とかなーい?」ってことでした。
それでまあぼけーっとその日記とレスの内容を読んでいたのですが。
ふとスクロールの指が止まる事件が起きました。
なんと、あの山田悠介著の「リアル鬼ごっこ」を絶賛している内容のレスが2件もついていたのです。
中にはリアル鬼ごっこに限らず、山田悠介作の小説はどれも読みやすくていいね!というようなものまで。
ご存知ない方に説明しておくと、山田悠介という人物は現在ブーム?となっているケータイ小説出身の作家です。リアル鬼ごっこは彼の自費出版で世に出されたのですが、それが大変な反響を呼び、漫画化や映画化までされた大ヒットセラーであり彼のベストセラーでもあります。
しかし内容的にはとても小説と呼べる物ではなく、基本的な日本語の文法からして既に無茶苦茶、小説どころか読み物としての体すら成していない有様です。
そんな日本語の破綻した読み物を誉めている人が身近に居るというのでややショックを受けました、というお話です。
一応補足しておきますが、人の好みはそれこそ人それぞれ、千差万別であります。リアル鬼ごっこに関して誉めていても貶していてもその点に関して私はその人自体の否定はしません。驚愕の念は禁じ得ませんが。
しかし「リアル鬼ごっこ」という本そのものに関しては全否定させて頂きます。あれは小説、書籍と呼ぶことすらおこがましい。現代のインターネットメディアブームが巻き起こした弊害の一つだと断言出来ると思っています。
さて、今回に限らず物事を否定するということはそれに代わるモノを提示しろ、というのが世間の相場であります。
ということで私がお勧めする小説も幾つか挙げておくとします。
しかし一口に小説と言ってもそのジャンルは実に様々であります故、紹介する著者に偏りがあると思いますがご了承下さい。
・村山由佳
彼女は1960年代生まれでまだ若い作家です。直情的な文章が特徴で、人間、特に男女の柵を泥臭くもストレートに描くのが得意な作家です。一言で言うと破壊力のある文章ですので、その分好みは激しく別れます。
作品では「天使の卵」「野生の風」辺りが短編で文字数も少なく、彼女の世界観を知る本としてはお勧め出来ます。
・上遠野浩平
ご存知の方も多いと思います、ブギーポップシリーズを手がけている作者です。
彼の描く世界観は複雑で奥深いものですが、独特の浮遊感を持つ文章構成で巧みに読者をその世界へ誘います。
・水野良
安田均と並ぶファンタジー小説の世界では確固たる地位を築いている作家の一人です。所謂剣と魔法の世界を描くのが上手く、架空の世界観を違和感なく描くのが得意な方で安定した文章構成で読みやすい作品を多数輩出しています。
代表作に「魔法戦士リウイ」「ロードス島戦記*」など。
*ロードス島戦記は小説としては水野良の著作ですが、元はグループSNEが制作したTRPGで水野良も作家として独立するまではグループSNEのメンバーでした。
一応現代の作品に焦点をあて何人かを紹介致しました。
こちらのBlogをご覧になっている方々で小説好きの方が居れば是非一度手に取って読んで頂きたく思います。