べいぐん

じゅうねんまえ
ぼくはまだこどもだったけど
あめりかと
たたかった。

なぜ？

あのせんそうが
すべてを
わるくしたから。

みんしゅしゅぎが
もたらされたのでは？

まだ、ぼくはそれをみていない。

にちじょう

にちじょうに
むげんの
かちあり。

ぐろーばるも
ろーかるも
なし。

ひびいきる
ひとに
かちあり。

かちも
まけも
なし。

さらさらと
ささやくきぎに
かちあり。

うえも
したも
なし。

うちよせる
なみに
かちあり。

みぎも
ひだりも
なし。

まほうせき

こらこら。
おとなたち。
いいかげんに
しなさい。

こどものころ。

このくにの
かみがみの
ものがたりを
きいた。

すこしおおきくなって
ちがうくにの
かみのものがたりを
きいた。

あれれれ。

かみってなに？って
おもった。

そしてやっとわかった。

ぼくたちの
くにの
ものがたりを
ささえるのは
むずかしくなった。

でもあせらないこと。

それが
だいじ。