唯一残っていたドミナントのA線を、中国製の安い弦に張り替えてみました。
ボーイングしていると、弦のある特定の箇所を弓が通過するときに、雑音がしたり横滑りすることが多くて、前から気になっていたのです。ワタクシのボーイングのスキルのせいとも思ったのですが、他の弦ではこういうことはなく、A線特有の現象でした。
ドミナントは寿命が短い弦といわれています。でも、ワタクシの練習量などたかが知れていますから、単なる劣化かもしれません。
張り替えたのは中国製のHuayinというメーカーの弦です。開放弦を弾き続けて、二日目にしてようやくなじんだ感じです。
因みにお値段は、セット価格比でドミナントの半額ぐらい。
音色は、ドミナントのような「パワーと余韻のある艶やかな響き」といったものはないように思いますが、初心者がボーイングの練習をするには十分かと思います。前から張ってあるHuayinのD線は、随分してから音がまろやかになりましたから、A線も今後ボーイングをするにつれて音が変わるかもしれません。パワーはないように思います。
そうそう、
張り替える前はドミナントのA線の音色が「浮いて」いたのですが、Huayinにしてから、気にならなくなりました。ただ、CROWN弦(G,E)の響きのよさが分かるので、Huayinはお値段相応の音色なんだと思いました。
曲の演奏をするようになったら、もっと良い音が出るものを選びたいと思います。でもヴァイオリン本体がカルロ・ジョルダーノなので、弦や弓にそんなに投資するのも、無駄かもしれません。←悩ましいところです。
カルロ・ジョルダーノは、お値段の割にはよく音が鳴るという触れ込みだったので、大人から習いだす時の一台目として許容範囲かと考えて購入しました。
こういう量産型ヴァイオリンでも「育てる」ことができるのか、大いに興味があります。