しゃべるピーシー

スクリーンリーダーなどのアクセシビリティ情報について。最近はPCに限らずMacの話題も書いてます。

FOMAらくらくホンIII(続)

2006年08月12日 22時36分29秒 | 情報・ニュース
毎日新聞サイトのユニバーサロンリポートに、先日紹介したFOMAらくらくホンIIIについての、詳しい検証記事があることを教えてもらいました。

これによると、発売は9月上旬になるということです。
カーソル位置にある文字の読み上げにも対応しています。

下記のリンクがそのページです。このページには実際にらくらくホンIIIを操作している様子の動画へのリンクも含んでいます。

<徹底検証>ドコモ、FOMAらくらくホンIIIで強化された読み上げ機能

ドコモ「FOMA らくらくホンIII」を開発

2006年07月29日 16時07分27秒 | 情報・ニュース
7月26日、ドコモが「FOMA らくらくホンIII」を開発したことを発表しました。
視覚障害者も使いやすく作られているユニバーサルデザイン端末の最新型です。
発売はまだしばらく待たないといけないようですが、待ち遠しい携帯です。

今回、以前より噂されていたように、仮名漢字変換の候補の音声読み上げ機能がつくようです。これはいろんな人から問題点だと聞いていましたから、この機能は待ちに待った機能ですね。

下記で紹介している発表会の取材写真を見ると、「おうえんか」を変換している時に、「か」の候補として「うたの『か』です。」というふうに読み上げて、同音異義の漢字を区別することができるようです。

そのほかに、拡大鏡という新しい機能もあるようです。2倍と4倍の倍率でカメラが写しているものを拡大できるそうです。どれくらいこの機能が使えるか記事だけでは分かりませんが、弱視のかたの便利なツールになるかもしれません。

ドコモ、報道発表資料

ドコモ「FOMA らくらくホンIII」紹介ページ

・impress ケータイWatch 取材記事 ドコモ、「FOMAらくらくホンIII」を開発

サーチエイド ベータ版公開

2006年01月08日 23時52分34秒 | 情報・ニュース
こっこさんのメールマガジンで知ったのですが、このブログではニュースtoスピーチでおなじみの桂木さんがネット検索補助ツール「サーチエイド」のベータ版を公開しました。解説及びダウンロードは桂木範・オンラインソフト工房です。

この「サーチエイド」は、高知システム開発で 現在プレリリース版が公開され、1月13日から発売予定のMyRoute(マイルート)と、既に発売されているMyDic(マイディック)、 MyDoctor(マイドクター)を合わせたようなソフトのようです。マイルートはその名の通り、路線探索や道案内、タウンページ検索などがメインのソフ トで、私の周りではマイルートはプレリリース版の段階での評判は非常に高いのですが、さてこの「サーチエイド」はどうなのでしょう。

「ニュー スtoスピーチ」同様、モジュールを追加していくことでいろんな情報源に対応できます。モジュールのダウンロード機能を使って追加できるモジュールを含め ると現在19の検索対象(google、国語辞典、郵便番号検索、タウンページ、amazon商品検索、路線探索、病院検索、家庭の医学、医学百科、処方 薬、大衆薬、英和和英辞典、和文英訳、英文和訳、yahoo英訳、nifty英訳、デジタル用語、ビックカメラ商品検索)が利用できます。意外と簡単な記 述でモジュール定義ファイルを作っていけるようです。

早速、こっこさんの「見えない世界をぶっ飛ばせ」内に新設ページ
「サーチエイドで検索大好き!」
ができています。

とりあえず報告でした。


汎用的な検索補助ツールとしては、「一発サーチ君」というソフトが視覚障害者もキーボードと音声だけで操作できるのが知られてますね。(参考 石山朋史さんの「画面を見ないでWindowsパソコン」紹介ページ等)。こちらはIEを呼び出す補助ツールですが、配布サイトに150もの検索エンジン定義ファイルが置いてあります。


(他の場所で編集したものをHTMLエディタモードで貼り付けたら、内容がおかしくなったので、修正しました)

8点入力ができるキーボード

2005年10月07日 00時25分28秒 | 情報・ニュース
8点入力ができる安価なキーボード探しを続けています。とある通販のショップに安いキーボードがあったのでそのキーボードで8キー同時打ちができるかどうかメールで問い合わせてみました。残念ながらうまく確認できないようでした。
高価な「Nキーロールオーバー」対応のキーボードならば確実ですとありましたが、打ちやすさも快適だろうけど、今回はあきらめることにしました。

仕事の帰りに近くのパソコンショップに寄っていろいろ見てみました。そういえば自分の持っている古いELECOMのキーボードが打てたなと思ってみていると、ELECOMのPS/2キーボードが980円で置いてあるのを見つけ、確かめもせずに衝動買いをして帰りました。

パソコンにつないで同時押しのチェックしてみると、8点入力うまくいきました。先のボイスネットのキーボードリストを確認してみると、ちゃんとあります。

このくらいの値段ならば、普段のキーボードが壊れたときのために、8点入力愛用の人はいくつか予備として買い置きができますね。

それからキーボード上にあるPower,Sleep,Wakeの3つのホットキーもちゃんと利用できました。

今日の結果
・ELECOM TK-P12FYALG PS/2フルキーボード 8点入力可

キーボードでの点字入力

2005年10月04日 13時04分25秒 | 情報・ニュース
かなりしばらく投稿していませんでしたが、また再開してみようと思います。
知り合いに8点の漢点字入力をされている方がいますので、キーボードの対応具合を調べてみました。

ネット上にある資料としては、パソコンサポート ボイスネットさんの6点入力できるパソコン一覧のページに詳しくあります。この資料は基本的に通常の6点入力をまとめたものですが、8点の可否についての情報もあります。

この一覧のページの一番下の方には、実際にキー入力のチェックができるプログラムも置いてあります。すべてのキーボードを購入して試すこともできないので、点字入力をされない方も試してもらうと、よい情報になると思います。
ちなみに、一般的な点字入力のキーは 6点...FDSJKL、8点...FDSJKL+無変換キー、スペースキー

僕の身近で調べた結果はこうです。

ノートパソコン
・Panasonic CF-R4 (現在のメイン機) 8点入力可
・NEC LaVie LL550/5 8点入力可
・SHARP Mebius PC-GP1-C5M 6点入力可 8点入力不可

キーボード
・ELECOM TK-P289JPW PS/2接続日本語省スペースキーボード 8点可
・ARVEL DPK706ーWH PS/2接続日本語フルキーボード 6点可 8点不可
・IBM ウルトラナビ付き日本語キーボード USB接続 6点可 8点不可
※USB接続のキーボードで8点入力のものはないのかもしれない。

視覚障害者にとってのニュースサイト

2004年07月03日 23時54分30秒 | 情報・ニュース
視覚障害者にとってのWeb上のニュースについて調べてみると、次のページを見つけた。

視覚障害者にも使えるニュースサイトを(上)


視覚障害者にも使えるニュースサイトを(下)


HOT WIRED JAPANの過去のニュースだった。アメリカの同時多発テロに関連して、その情報を視覚障害者がうまくネットを使って受けてることができなかったことについて書かれている。英文の記事の翻訳である。

この記事は、3年前の記事だが、現状はあまり変わっていないように思う。視覚障害者がそのまま使えるニュースソースは、NHKの携帯・読み上げ版ぐらいしかないのではないだろうか。

そういう点を踏まえて、最近調べてみたニュース読み上げソフトはとても大切なソフトだと思われる。実際にこのソフトを手にされた方が、ニュースばかり読んで他のことができなくなると言って、うれしい悲鳴をあげられた。それくらい生活を便利にしてくれるソフトだと思う。

DAISY規格

2004年06月10日 00時29分56秒 | 情報・ニュース
今回は、ちょっとパソコンから話題がはずれるが、知り合いの人がDAISY機器を購入されたので、DAISY規格のことを少し調べてみた。

DAISYとは、
Digital Accessible Information SYstemの略。
(アクセシブルな情報システム)

世界標準のデジタル音声録音の規格のこと。現在スイスにあるDAISYコンソーシアムという団体が開発の中心になっている。

デジタルなので、次の特色がある。
・いつまでも音質が変わらない。
・長時間の録音が可能である。
・検索や、章や節への移動が簡単にできる。

媒体はCDだが、音楽プレイヤーでは聞けない。専用プレイヤーが必要である。
パソコンで再生できるソフトもある。
製作するためのパソコンソフトもある。
DAISY2.02は、W3CのXHTML、SMILを基礎に置いている。

参考リンク
・DAISYコンソーシアム(英語ページ)
http://www.daisy.org/

・プレクストークのページ
http://www.plextalk.net/jp/index.html

音声ガイド付き携帯電話

2004年05月25日 21時16分16秒 | 情報・ニュース
ムーバF672i

こういうことを書いていて、古い情報というのは、致命的だ。
10日前は、1つ前の世代を紹介してしまった。
この情報も去年の9月の情報だけど。

現在の最新機種は、F672i。昨年2003/9/2発表。

ドコモ、歩数計搭載のF672i発売、高速化したiショット端末D252i開発も発表


歴代のらくらくホンの携帯電話的なスペックを簡単にまとめたページ
http://po6.nsk.ne.jp/~snget/mobile/m_163.htm

F672iはらくらくホンIII、1つ前のF671iSはらくらくホンIIS。
その前がF671iでらくらくホンII、初代らくらくホンがP601es

最新機種は、

6mmの薄型化、5g軽量化で、iモードサイト、電卓、作成中のメール内容、メール送信結果の読み上げも可能になった。
万歩計機能などの、おもしろい機能も追加されている。

今年も新機種が9月に発表になるということだろうか。らくらくホンには、利用者の要望を聞きながら、どんどん進化していってもらいたい。

メーカー同士で競争してもらった方が、もっといいんだろうか。
でも各メーカーで操作性が統一されていないと困る。複数のメーカーで企画を決めるのなんて時間がかかるだけだし、それよりもいまの体制で、必要な人たちに使ってもらった方がいいのだろうな。

視覚障害者の利用状況

2004年05月21日 23時15分24秒 | 情報・ニュース
今日は渡辺哲也氏の次の調査報告のページを見つけた。

・視覚障害者のWindowsパソコン及びインターネット利用状況2002
http://www.nise.go.jp/research/kogaku/twatanab/Ongoing/Survey02Jp.html

Windows98を使い続けている人が多い。これは、パソコン歴が長い人が多いことも影響しているだろう。それほどパソコンを買い換える必要性を晴眼者よりも感じないのも事実だろう。
WindowsXPも、クラシックデザインにすることでほとんど違和感なく使え、障害者に対してより配慮のある作りになっているはずだけれど、やっぱり乗り換えるのは簡単にはできないだろう。
 使用しているスクリーンリーダーなどのソフトの情報、使用しているスキャナーなどの周辺機器、インターネットの接続状況など、いろいろ知りたかった情報が含まれていた。