フォトエッセイ

季節の写真と感想

プロヴァンスの旅 サント・マリー・ド・ラ・メール (2)

2007-08-26 | 旅行
サント・マリー・ド・ラ・メール (2)

教会内部に入ります。単身廊のロマネスクの空間が広がっています。この教会はロマ達の聖女サラが祭られている所でもあります。



時代を感じさせる空間です。正面には祭壇があるわけですが、この後陣の下、地下のクリプトに聖女サラが祭られています。



三人のマリア達といっしょにこの地に上陸した黒人の召使サラはロマ(Romany=ジプシー)達の守護神、聖女として崇められています。その聖遺物が収められているこの教会はロマ達がヨーロッパ中から巡礼にやってきます。地下にはたくさんのロウソクが灯されていてロマ達の信仰の厚さを物語っています。

この教会では屋根の上にのもぼることができます。ゴチックの教会では鐘塔に登ることができる教会もありますが、ロマネスクの教会で屋根に登ることができるのは海賊対策で城壁のように改造された成果(?)でしょうか。



左の写真が西側、教会正面の塔、右側が後陣の上にそびえる鐘塔。



屋根の上に登っている人がいます。よく見ると、この屋根は分厚つく切り出した石でふかれている事が分かります。



屋根の上に上ると眼下に町並みがひろがっています。白い壁とオレンジ色の屋根というこの地方特有の取り合わせが印象的です。



南側にはもうまじかに地中海が広がっています。


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