*再び、西行・・・。 2005-06-23 05:19:48 | 日本文学・古典 花にそむ心のいかでのこりけむ 捨てはててきと思ふわが身に 西行 「山歌集」より 出家した、西行がどうしても捨てきれなかったものが花(桜)に対する強い執着だったことが上記の一首からも窺い知ることができる気がする。 云わば、出家者とすると異形でさえあると感ずる。全てを捨て去り出家した筈の西行、身勝手な西行しかし、その心の奥には捨てきれず残る炎が燃え盛り続けたのだろうと察する。人の心 . . . 本文を読む