「やっと 自分のホームページができました~!」
とメールで知らせてくれたのは 息子のかつての彼女だった かおりさん。
彼女はハンドメイド作家さんで 可愛いパッチワークの小物を 創作して横浜のショップに
商品として並べられている。
どれも可愛い作品で 彼女の人柄そのもの という感じだ。
去年の今頃 インストア・ライヴ出演のため 数年ぶりに帰省した息子から 紹介された。
息子より4歳年上 と云うことだったが 小柄で可愛くてどう考えても へなちょこわが息子には
もったいないような娘さんだった。
1泊しかできなかったので ゆっくりと話もできなかったけれど 控え目ながら甲斐甲斐しく
息子の世話をやくようすは そばで見ていてもこちらが 切なくなるくらいだった。
その後 何か月もしないうちに 息子の方から一方的に 別れてしまったらしい。
ばあちゃんと密かに ふたりが結ばれるといいねぇ~と喜んでいたのも束の間…
う~ぬっ! 馬鹿息子め! とわたしたちが騒いだところで 本人同士が決めたこと
その事実はもう、動かしようもないことなのだ。
間もなく 当のかおりさんから お手紙をいただいた。
息子を責める言葉は 一言もないのが かえって悲しかった。
いいお友達として これからも息子の音楽活動を 陰ながら応援していきますとのこと。
わたしへ対する お礼の言葉とともに 同封されていたたくさんの作品たち
これ以外にもおばあちゃん、娘の元へ渡ったものもある。
ワンコのランチョン・マットまで入っていた。
わたしも息子の詫びと 今までお世話してくれたお礼と これからも変わらず あなたを
応援していると云うことを すぐメールで連絡をした。
それ以来 わたしとかおりさんは メル友として連絡を取り合っている。
そのかおりさんの 念願だった自分のオンライン・ショップを 立ち上げるという
ひとつの夢が実現した。
生地屋さんで働きながら ハンドメイドの作品を ひとつひとつ創り出すことは 時間的にも
大変だとは思うけど 頑張ってほしい…
あの日 東京へ帰る前に わたしのカラーボトルで リーディングしてあげたときに
クローズアップされたのが 「女性の自立と 報われない愛の問題…」だった。
彼女自身の手紙のなかでも そのことに触れて 「愛の方は悲しい結果になったけれど
あのとき "あなたの今生のテーマは 女性の自立とリーダーシップ" と云われた言葉が
今は大きな励みになっています。」と… これからも ぜったい夢を諦めず頑張ってね