
NTTがNTTドコモ「iモード」の二番煎じを狙ったiモードの固定電話版サービス。
家庭の電話機から情報閲覧・メール利用ができるというもの。
2000年当時は"iモードは儲かる"という声もあって、
このLモードにも期待が集まり、私もCP(コンテンツプロバイダ)として説明会に参加してしまった。
携帯電話に続く新しい情報の窓口ができるものと期待したがまったく普及しなかった。
不振の理由
1、WEB/メール機能搭載の携帯電話を一人一台持つ時代にLモードのニーズはなかった。
2、電話機の買い替えが必要であった。
(わざわざ買い換えてまでほしいサービスではない)
3、認知不足。
NTTとしては失敗の原因は電話機端末の売価が高かったことや
コンテンツ不足と言いたいところだろうが、これはやはり
NTTが単にiモードの二番煎じを狙っただけの短絡的な戦略が
原因だろう。
しかし私はこのサービスは流行するのではないかと当時思ってしまった。
NTTが莫大なTVコマーシャルを流し、一家に一台Lモード対応電話機が普及する
主婦やお年寄りが操作するという日本の家庭の姿を
想像してしまった。実現には至らなかったが……。


若い子に「使ってます?」って聞いたら、「使えないし、あんまり使ってはいけないと言われてる」と答えが返ってきた。
ただの業者の付き合いのためのサービスなんだなと思った。