大阪層群

今日は、大阪層群の調査にご一緒させてもらいました。

ここで見つかったという『フナ(?)の咽頭歯』を見せてもらいました。
炭化した木片やチャートも出るので紛らわしいんですが、マニキュアを塗ったかのようなエナメル質の光沢は独特なのだそうです。
探すべきものがわかったので…

みなさん、ここで化石採集を開始。
でも、私は目の前の小断層が気になって…

ちょうど先週、正断層・逆断層の授業をしたところ。
授業に使える写真が欲しいと思っていたので、化石ではなくこっちにこだわってしまいました。(^^ゞ

目印に赤ペンを置いてみました。この写真ではわかりにくいかな…

場所を変え、「次は、火山灰を…」と思っていたところ、化石を探していた方が

とても珍しいモノを見つけたようです。
この写真ではよくわかりませんが、ビックリするほど色鮮やか。ん十万年前の化石とは思えないモノでした。

私の興味は大阪層群の火山灰…

白線を引いたかのようにくっきりと火山灰層が見えています。

これが『光明池IV火山灰層』。
市原実編『大阪層群』には「層厚５ｃｍ、白色、中～細粒の結晶質火山灰である」と書かれています。
まさにそんな感じ。ネジリガマで掻くと「ジャリッ、ジャリッ」といった感触。
しっかり採集してきました。