長い間COATEDの手帳を愛用している。
洗練されたレイアウト、スケールなどのデザインインフォメーション、ドイツ語をあしらったクールなデザインは他社メーカーを圧倒していて、そのうちD社とかにデザインがどんどんパクられてしまったが(トップの宿命か)何がいいかって中のレイアウトの文字と罫線が絶妙に薄いグレー。これに慣れると他のメーカの手帳は濃くてうるさく感じてしまう。
毎年、丸善の文房具売場か伊東屋で購入していたのだが、去年というか2012年度版の手帳から急に丸善にないな思って店員に問い合わせしたら「倒産したんじゃないでしょうか」と言われて衝撃。しぶしぶM社のを買ってみたが、データ移行中(注:手書き)に伊東屋で見つけてしまった。なんとデルフィーノに買収?されてしまっていた。結局、M社のものでは我慢できず、買い直して乗り換えてしまった。今は裏表紙にデルフィーノとコーテッドのダブルネームで刻印されている。
わたしはカレンダーやスケジュール帳を眺めるのも、書き込むのも、まだ見ぬ未来に想いを馳せるのも大好きで、今はかなりGoogleカレンダーにお世話になってはいるけれども、それでもやはり紙の上にペンで字を書くという安心感には代えられない。字を書くだけでなく、マルで囲んだり強調したり図を描いて考えるという作業そのものが、自分の思考が整理されるようで心地良い。これはキーボードを打つとは全く違う感覚だ。無意識はペン先に表れる。
あれっ、2014年の1月は無いのか…。