通常の弓と違い、今回新発売されたものは
馬尻尾毛の茶色のものです。
基本的に採取したものを、洗濯して
脱色したものを使うので
ヴァイオリンやチェロなどの弓と同じように、
馬尻尾毛は白いというのが通例です。
皆さんの中には白馬のしっぽじゃないの?
と驚かれる方がいらっしゃるかと思いますが
基本的に脱色して使います。
なぜ茶色かと申しますと
洗浄だけして脱色は(あまり)していないからです。
脱色をしないと音が荒々しくて透明感のある音色が
得られません。かと言って脱色しすぎると
毛の持ちが悪くもろくなり切れやすかったりします。
それで、ある程度音の立ち上がりがよく
音量も増して透明感も得られるような
ミックスタイプが開発されたというわけです。
弓の持ちも良く、まだ1本も切れていません。
音色はくっきりとはっきりした音で、
何よりも音量が格段に上がりました。
一度ぜひお試しいただきたいと思います。