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Citrix製品についてあれやこれやと

StoreFrontのデフォルト認証をSSO(シングルサインオン/パススルー)に変更する

2019年11月08日 | XenAppのこと

シングルサインオンが有効に設定されているStoreFrontへ初回接続すると、認証方式を選択する画面が表示
されます。通常のクライアント端末(FATクライアント)であれば設定した内容をCookieに保存できるので
次回ログイン時にも設定を記憶しているのですが、再起動すると初期化されてしまうシンクライアントでは
接続するたびに認証情報を選択する画面が表示されてしまいます。

クライアントがブラウザよりアクセスすると、StoreFrontは保存されているCookieの情報を確認します。
Cookieの値「CtxsAuthMethod」を確認し、この値が「IntegratedWindows」に設定されているとSSOが
有効になり、「ExplicitForms」が設定されていたり、CtxsAuthMethodのCookieが見つからなければ
ユーザIDとパスワードの画面や、認証方式を選択する画面が表示されます。

クライアントが接続すると、StoreFrontより最終的には「receiver.html」が返されます。
負荷分散(LB)用途でNetScalerが導入されていればNetScalerでCookieを埋め込むとSSOをデフォルトで
有効にできるのですが、そのような環境でなければreceiver.htmlを直接修正する方法しか思いつきません。

今回は、receiver.htmlのヘッダーに次の1行を追加し、デフォルトをSSOに変更する対応を行いました。他にもいい方法ああると思うのですが・・・。

<meta http-equiv="set-cookie" content="CtxsAuthMethod=IntegratedWindows">

 



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