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Windows Server 2016のタイルについて

2022年05月08日 | XenAppのこと
Citrix Virtual Apps(CVA)でWindows Server 2016を公開デスクトップとして利用している場合、フォルダリダイレクトや
移動ユーザープロファイルを組み合わせて利用していることが一般的だと思います。
これらとセットで設定するのが「一時記憶された移動プロファイルのコピーを削除する」のポリシーです。
移動ユーザープロファイルの大前提として環境変数%APPDATA%のデータは残りますが%LOCALAPPDATA%のデータは残りません。

スタートメニューに表示されているアイコンを右クリックし「スタート画面にピン止めする」で好きなアイコンをピン止めし、
アイコンをグループ化したりとWindows 10と同様の操作感で利用したいと誰しもが思うことです。
初回ログインして自分の好きなようにスタートメニューのアイコンを配置し、その日の業務は終了。
翌日ログインしてみるとスタートメニューにピン止めしたアイコンや配置が綺麗に初期化され、
初回ログイン時の雰囲気に戻ってしまいました。

勘のいい方は、すでにお気づきかと思うのですが、ピン止めしたりグループを作ったり設定したのは「スタートメニュー」ではなく
「タイル」です。
スタートメニューに登録された(登録した)アイコンは、リダイレクト先や移動ユーザープロファイル内にきちんと保存されていますが、
タイルの情報はこれらの領域に含まれていません。
そう、タイルの情報は「%LOCALAPPDATA%\TileDataLayer」にバイナリーデータとして保存されています。

ということで、この情報を移動ユーザープロファイル内に保存することでタイルレイアウトの情報が保持されます。
今回は次のログインスクリプトで回避し、現在検証中です。

MKDIR %APPDATA%\TileDataLayer
MKLINK /J %LOCALAPPDATA%\TileDataLayer %APPDATA%\TileDataLayer

うまくいくかな。


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