楽しくなければ音楽じゃない！

昨日は、老人ホームのボランティアにいって来た。月に２回通っている。もう５年目に入ったんだなあ～。やっている事は音楽ボランティアで、その季節にあった歌を用意し、伴奏を弾いてみんなで歌ってもらっている。

最初の頃は、慣れなくて融通がきかなかったけれど、少しずつ自分のペースもでてきたのかなあ？２０人前後の人たちを前にして、なるべく飽きないように・・とか間延びしないように・・とかは、なかなか難しい。ここでおもしろいことの一つも言えたらなあ～と思うときも多々ある。（お笑いの人ってすごいと思う）

音楽を長い間勉強してきているけれど、プロになるほどの実力もなく、そういう素養もない私。けれど、活かせてこそなんぼという想いがずっとある。老人ホームでみんなに歌ってもらって、一人でも「楽しかった。」と思ってくれる人がいれば、活かせた事になるような気がする。

ずっと歌うだけも疲れるので、合間に手遊びを少しやってもらっている。指で数字の１．２．３．４．５を作り、それを歌に合わせてランダムに出すというような遊び。これが慣れないと難しいようで、ここ何回か、うまく出来なくて途中でげらげら笑い出す人が出てきた。（あれだけ人を笑わせるのって相当大変なのに、手遊び恐るべし！）そうすると、こっちも何だか楽しくなってくるし、その場も和む。歌はともかく、笑えただけでもＯＫな気がする。もう一つ、昨日は付点のたくさんある歌を歌ったが、付点で弾むリズムは、身体も心も少し弾む気がした。こんな事を思っていたら、やっぱり「楽しくなければ音楽じゃない。」って思えてきた。この時間が、少しでも笑いのある楽しい時間になって行けばいいなあと思う。

実家からは遠く離れた場所に嫁いだこともあって、なかなか親には会えないので、老人ホームに行く事は、どこか親孝行のかわりと思っている。（字のサイズが変わってしまった～。）