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emitanの心にうつりゆくもの

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空飛ぶ広報室 第4話

2013-05-06 13:56:51 | 2013春ドラマ
第4話 「美女がオッサンになった理由」

帝都テレビで放送した「働く制服シリーズ~自衛官の恋愛事情編~」が大好評で、ディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)はホッとし、空幕広報室の空井大祐(綾野剛)も喜ぶ。
稲葉は「今回は女性ならではの視点を褒められたんです」ということで、次の企画は女性自衛官を取り上げたいとして柚木典子(水野美紀)に取材協力を頼むが、柚木は「私に女性目線期待するなんてどうかしてるんじゃないの?中身はオッサンですから」と言って取り合わない。
そんな中、稲葉はテレビ局の同僚から自衛隊員との合コンをセッティングするよう頼まれ、片山和宣(要潤)が乗り気になり、比嘉哲広(ムロツヨシ)が幹事役で、他に空井と槇博巳(高橋努)が参加する。
その席で稲葉は、片山と槇と柚木が幹部養成学校である防衛大学校出身で、一般に入隊した隊員達よりも上の階級からスタートしていることを知る。
合コンの合間に、空井は稲葉に、槇と一緒に週末に防衛大学校に行くことになっているので「企画の参考になればと。海も近いし、いいところらしいですよ」と言って稲葉も一緒に行かないかと誘う。
一方広報室室長・鷺坂正司(柴田恭平)は柚木に、第1高射群機動展開訓練のマスコミ向け公開の時に、かつて柚木の部下だった古賀准尉 (的場浩司) が習志野から参加する事を話し、「柚木、どうする?」と聞くが、柚木は「行きますよ、仕事ですから」と答える。
その事を知った槇は、自分も同行させてほしいと鷺坂に願い出る。
稲葉は、報道局の人員が手薄になったことから、報道局に応援に行くことに。
その頃空井は、帝都テレビのバラエティ班に呼ばれ、先日の「F-15」戦闘機に有名人に乗ってもらう企画について、ゴールデン番組の罰ゲームで乗らせてもらいたいとの打診を受けて、高視聴率番組であることから大喜びする。
そして稲葉の元を訪ねようとするが、稲葉が食堂でアナウンサー・藤枝敏生(桐山漣)と一緒にいるのを見かけ、稲葉の同僚が「あの二人付き合ってます。いや、女の勘です。男と女の友情ってあるわけないじゃないですか」と言うのを聞いて、空井は稲葉に声を掛けずに帰っていく。
稲葉は藤枝に、報道局のキャップが女性記者をナメた目で見ていると愚痴をこぼすと、藤枝が「女が職場で戦うには二つの方法がある。女を武器にするか、女を捨てるか」と話すので、稲葉は「その二択しかない社会なら私は絶望する。男と女が、男と女にしかなれない世界なんてつまらないと思うけど?」と話す。
広報室に戻った空井は、鷺坂にバラエティ番組のことを伝えるが、鷺坂は「ダメだよ、こんなの。戦闘機が単なる罰ゲーム扱い、これはダメでしょ。そこらのジェットコースターやお化け屋敷と同じレベル。空井、お前にとって戦闘機はそんなに軽い乗り物なのか?」と諭す。
一方の稲葉は、報道部のキャップを試すようなことをして怒らせ、報道部から突き返され、また空幕広報室を訪れるようになる。
稲葉は鷺坂と空井に「後悔はしてません。私は普通に働きたいだけなんです、男も女も関係なく。だから女を理由にバカにする男がいたら、私は出来る限り戦います。面と向かって理不尽だって言ってやった方がいいと思うんです」と話していると、それを横で聞いていた柚木は「幸せなお嬢ちゃんだこと。まんまと相手をハメて、言いたいこと言って、さぞかし気分がいいでしょうね、自分はただのヘルプだし。でも同じ場所でずっと働かなきゃならない子が、あなたみたいな軽率な行動したらどうなると思う?理不尽だって叫べば叫ぶほど泥沼に嵌ることもある。自分の知っている世界だけが全てだって思わないで」と言い捨てて部屋を出て行ってしまう。
鷺坂は稲葉に、柚木が最初に配属された部隊で部下と正面からガッツリやりあって折り合いが悪くなって孤立したことがあることを話し、「そうなると女性だってことが邪魔にしかならない。オッサンのフリが今ではすっかり板に付いちゃっているみたいだけど、本当は細やかな気遣いが出来る女性だと思う。女を捨てなきゃ務まらない職場だと見切られるのは、組織としてちょっと情けない。上司としては悔しいものがある。以前の柚木を知っている槇は、もっと悔しい思いをしているんだと思う」と話す。
週末、稲葉は防衛大学校を訪れようとするが、鷺坂は空井と槇が二日酔いで行けないと柚木に嘘を言って、柚木を稲葉の案内役にさせ、空井と槇は隠れて後ろから二人を見守る。
剣道の道場に行った二人は、男性から打ちのめされて休憩時に物陰で泣いている女子学生を目撃するが、女子学生は柚木に「一番悔しいのは、こんなことぐらいで泣いてしまう自分自身です」と言うため、柚木は何も言わずにその場を離れる。
柚木は稲葉に「今はまだいい、仲間もいる。でもここを出たら、新米幹部として一人で現場に付かなきゃなんない。待っているのは自分よりベテランの部下。右も左もわからない女の上司なんて、煙たがられることがほとんど。(自分は)お嬢様扱いされた、お客さんみたいに。初めての女の上司、どう扱っていいか分かんなかったんだろうね。噛みついてやった『私は上司としてここに来てる。理不尽な扱いはしないでくれ』。でも言えば言うほど溝は深まった。誰もお嬢ちゃんの言う事なんて聞かなくなった。ストレスで頭にハゲが出来た。隠し切れなくなった頃、別の部隊にいた鷺坂室長に引き抜かれた。室長がいなかったら、たぶんそのまま潰れてた。ま、昔の話よ。その後はずっと上手いことやってる」と話す。
すると稲葉は「女を捨てることで?そうするしかないんですか?女を捨てるのって敗北なんじゃないんですか?私は女を武器にするのも捨てるのも、どっちも嫌です。普通に仕事をして、普通に認められたいんです。柚木さんがいる世界では、それ無理なんですか?何かあの子にあげられる希望みたいなもの無いんでしょうか?私たち、あの子よりずっと長い事女やってきたわけでしょ?なのに、女も案外悪くないよって言ってあげられる事できないんでしょうか?」と問いかける。
柚木は剣道着を着て、竹刀で次々と男性を倒していく。
驚く稲葉に、槇は「初めから強かったわけじゃないんだよ。4年間毎日道場に通ってたの、あの人位じゃないかな?後輩に稽古付けながらよく言ってた。『訓練は勝ち負けじゃない。昨日までの自分を越える物だ』って」と話し、稲葉は「戦うべき相手は、男じゃなくて自分自身か…」とつぶやく。
そんな柚木の姿を見た先ほどの女子学生が、柚木に「ご指導ありがとうございました」と頭を下げると、柚木は笑顔で「頑張れ」と一言声を掛ける。
みんなが去った道場で、槇は柚木に「止めませんかもう、無理にオッサンひけらかすの。過去の事は越えればいいじゃないですか。キツイ思いをしたかもしれないけど。ずっと思ってました。いつまで過去を引きずっていつまでオッサンの芝居を続けるんだろうって」と言うが、柚木は「あんたには分からない!恥かいたことないあんたには!」と怒鳴る。
すると槇は「鷺坂室長はどうなんですか?広報室のみんなは?みんなあなたがオッサンだから仲間として接している訳じゃない。なのに一人で引きずって、オッサンのフリして…滑稽ですよ!見てて痛々しいんです。今まで先輩がどんな奴らと接してきたのかは知らない。だけど俺たちを、俺をそんな奴らと一緒にするな!」と怒鳴った後、柚木に謝って先に帰る。
その頃、空井は稲葉に「僕、稲葉さんの事勝手に同志だと思ってて。夢を失って、でも次に進もうとしてて…同じだからお互いに応援し合えたらなって。だからこれからも稲葉さんに企画の相談とかしてもいいですか?男と女が、男と女でしかいられない世界なんて、つまらないですよね」と話す。
稲葉が売店で戦闘機「F-15」が付いたボールペンを買って帰りたいと話すと、空井は自分が買った2本のボールペンのうち1本を渡しながら「僕たちはエレメントみたいなもんなんで。最小単位、2機の編隊をエレメントって言うんです。互いを近くで感じて、五感をフルに使って、存在を意識しながら同じ場所を目指して飛ぶ…それが、エレメント。僕と稲葉さん。」と話し・・・


というような内容でした。

うーーー!!最後の空井のセリフは何なんだー!!
「僕と稲葉さん。」なんて言われたら、誰でも勘違いしちゃうよ!(笑)
空井は稲葉の事が好きなんだけど、稲葉には彼氏がいると思っているから、最後のセリフは「同志」として言っているんですよね、きっと。
でも、稲葉自身には彼氏はいないから、ああいう風に言われたら、どう考えても意識しちゃいますよね
毎回毎回、最後にキュンキュンさせやがって・・・罪な男ですね、空井は

・・・と、最後の稲葉&空井の事を先に書きましたが、柚木の話もじっくりと描いていて良かったと思います
柚木が「オッサン化」したのには、ちゃんと理由があったんですね。
柚木が「同じ場所でずっと働かなきゃならない子が、あなたみたいな軽率な行動したらどうなると思う?理不尽だって叫べば叫ぶほど泥沼に嵌ることもある」と言うのも分かるし、
稲葉が「普通に仕事をして、普通に認められたいんです」と言うのも分かるし・・・
私も10年ちょっとですが、女性が約1割しかいない職場にいたので(だからオッサン女子に共感できる?w)、この手の議論はよく女性職員が集まってしていたなぁと思いながら観ていました。
稲葉は「女も案外悪くないよって言ってあげられる事できないんでしょうか?」って言うけど、できるに越したことは無いのけどね・・・
周りに女性が極端に少ないと、モデルケースが無いから、後輩にどう言ってあげたら良いのかも分からないんじゃないかなぁ。
鷺坂のように「女を捨てなきゃ務まらない職場だと見切られるのは、組織としてちょっと情けない」と思ってくれるような上司ばかりがいれば良いのですけど、残念ながらそういう人たちはこの手の職場にはなかなかいないのでしょう・・・
来週、柚木とかつての部下・古賀が、どのような再会を果たして、どういう解決となっていくのか、興味深く見守っていきたいと思います

空井と槇が後を付けている様子、稲葉はチラチラ見えてたんだ(笑)
自衛隊員ということで、隠れながら歩く訓練は積んでいるという設定だろうから、演じているお二人はなかなか大変だったでしょうね~。

合コンでの片山の浮き具合も可笑しかったし、みんなのキャラがますます立っていて、
今回もシリアスな題材でありながらも、部分部分では楽しく観ることが出来ました

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話
※公式HP(こちら
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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うんうん! (まこ)
2013-05-07 14:11:56
元々がお堅いイメージ満載の職場でありながら、
バラエティに富んだキャラ達や、時にコメディ色の濃い
会話や仕草のおかげで和んでるけど、
職場における男女格差に関してはめっちゃシリアスに
描かれてただけに、余計に浸みましたわー。

繊細ゆえにつぶれてしまいそうになった柚木さん。
そんな柚木に手を差し伸べた鷺坂さんて
ほんと上司の鑑ですよねー!
今年の理想の上司アンケートでの上位にランクイン
間違いなしだわー!!!

そして今回も天然ゆえ、稲ぴょんや視聴者を悶々・・・
そしてキュンキュンさせる空井くん。
ったくもう、かわい過ぎるぜっ!!!
返信する
>まこさんへ (emi)
2013-05-07 16:56:55
まこさん、コメントありがとうございます!

コメディとシリアスのバランス、とても上手かったですよね~。
笑わされて、その十数分後には泣かされて・・・
たぶんシリアスだけだったら暗い気持ちになってしまうのだけど、コメディ部分もしっかりしているから、どっちの面も満足して観ることが出来ています

鷺坂も、ほんと良い上司ですよね!!
おちゃらけているようで、しっかりと部下を見ていて、
いろいろと仕向けている部分はあるけど、ここぞという時までは暖かく見守っていて・・・
素晴らしすぎます!!

空井は、まさに
>悶々・・・
>そしてキュンキュン
ですよね
綾野君がまた可愛らしく演じているから、毎週稲ぴょん以上に「もう!!」と興奮しちゃっています(笑)
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