emitanの心にうつりゆくもの

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ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~ 最終話

2017-06-04 15:52:05 | 2017春ドラマ
最終話(第8話) 「鳩子最後の手紙!守景さんの突然の決断に揺れる淡い恋心」

自分を愛してくれた先代である祖母・カシ子(倍賞美津子)を一人で逝かせてしまったという自責の念にさいなまれ、守景蜜朗(上地雄輔)が鎌倉を離れてしまうかもしれないというショックも重なり、手紙が書けなくなり文具店を休業し続けている雨宮鳩子(愛称ポッポちゃん:多部未華子)を、みんなが温かく見守りながら声を掛けていく様子を、ずっと目をウルウルしながら観ていました
みんな決して言葉を押し付けることなく、優しく寄り添っていましたね


先代とバーバラ婦人(江波杏子)は、とても仲が良く、色んな話をし合う仲だったとのこと。
先代は、亡くなる3日前にバーバラ婦人に
「私の事なんか忘れて、鳩子には自由に生きてほしいの。
 最近ね、鳩子がすぐ傍にいるような気がするの。
 あの子が傍にいると思うと、不安や痛みがスーッと消えてくのよ」
と話していたことをポッポちゃんに話し、先代は一人で死んだのではないと声を掛けていましたね。
そして、庭にある紫陽花の木を見ながら
「紫陽花は、夏になっても花を切らず、そのまま冬を越させるの。
 紫陽花は、枯れた姿もすがすがしくて美しいわ」
と話して、ありのままの姿がいかなる時でも美しい事を教えてくれて。

魚屋のおかみさん(大島蓉子)は「商売は、自分のペースでやるのが長続きのコツ」と。

男爵(奥田瑛二)は、
「毎年桜は咲きますが、それと出会うのはこの命があってのことであります。
 花も人も一期一会。
 二度とないこの時、その一瞬一瞬を心から楽しむ。
 いざ舞わんかな、狂わんかな。
 みなさま、しばし生きる喜びに酔いしれましょう」と。
パンティさんこと楠帆子(片瀬那奈)と再婚まで話が進んでいたことに驚きました!!
パンティーさんは、男爵のご子息に、やっぱり財産目当てだと思われていたのですねw

白川清太郎(高橋克典)は、外国人向けのゲストハウスを始める事を報告。
「おかげさまで僕も何とか一歩を踏み出せそうです」と。


それでも、まだ今一つ元気のないポッポちゃん。
そんなポッポちゃんの様子を知った守景は、親子にとってポッポちゃんが大事な人である事に気付き、長野の実家に戻るのを止める決意をしてくれて
ポッポちゃんと先代の思い出のお寺に一緒に行き、先代がしてくれたようにポッポちゃんを守景が背中におんぶして、
「後悔しないなんて、ありえないんです。
 妻にああしてあげればよかった、あんな時にあんな事言わなけばよかったって、僕もいつも思います。
 でも、ある日気づいたんです。
 気付いたっていうか、娘に教わったんです。
 なくしたものを追い求めるより、今 手の平にある残っているものを大事にすればいいんだって。
 それで十分なんです」
この言葉が、ポッポちゃんの心に一番届いたようですね
「この記憶だけで一生生きていける気がします」
「これからも僕らの傍にいてくれませんか」
「はい」
守景を演じている雄輔さんが、こんなに優しい役を演じるようになったことにビックリ!
とても感動して、温かい気持ちになりました。


ドラマ上での最後の手紙は、先代に宛ててでしたね。
高校生になった時に先代がプレゼントしてくれた万年筆で。
便箋と封筒は、特別なものではないが、先代のお気に入りのものに。
最近は「おばあちゃん」と直接呼ぶことはなかったが、心の中で時々呼んでいたと。
おばあちゃんの思いを知らなかったことを悔いて、謝罪。
でも、バーバラ婦人から教わった紫陽花から
「私たちの関係にも無駄な季節など一切なかったと思うのです。思いたいのです」と。
そして、ありがとうと感謝の言葉を書き、
今のありのままの自分を見せて、
「私はあなたのおかげで優しい人たちに囲まれ、幸せに暮らしています。だからあなたもどうか天国で幸せに暮らしてください」と結んで。
追伸に「私もあなたと同じ代書屋になりました」と報告。

・・・凝縮した言葉の中に、謝罪、感謝、自分の出した結論がしっかりと書かれていて、とても素晴らしかったです。
先代の躾や教えは厳しいものだったから、先代自身も悩んでいたし、ポッポちゃんも長く苦しんでいたけど、それを「無駄なものではなかった」と思えるようになって・・・
先代のおかげで幸せな今があるから安心してほしいとポッポちゃんが言えるようになって、本当に良かったです。

これからも人間だから壁にぶつかることもあるだろうけど、こうして先代が残してくれた人たちに支えられながら、
そしてポッポちゃん自身も更に新しい人間関係を築いたりしながら、
お互いに支え、支えられながら生きていくのだろうな・・・。
そんな風に思えるようなラストで、とても良かったです!


温かさ、優しさ、美しさが溢れ出ているドラマで、毎週とても癒されていました。
素敵なドラマをありがとうございました!!
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2 コメント

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Unknown (きこり)
2017-06-04 21:49:53
こんばんは~
emiさん、お疲れ様でした。
本当に毎回泣かされて癒されて見て良かったな~と思えるドラマでしたよね。
久しぶりの多部ちゃん、やっぱり大好きな女優さんだな~と思いました。主役は鳩子でしたが、他の登場人物みなさんがすごくいいバランスで存在していましたよね。
私も上地さんってこんな優しい雰囲気の出せる俳優さんだったんだな~って驚きました。
希望のあるいい最終回でしたよね。
返信する
>きこりさんへ (emi)
2017-06-05 14:28:42
きこりさん、コメントありがとうございます!

きこりさんも毎週お疲れ様でした!
毎回涙してしまう内容だったけど、温かくて優しい内容だったから、癒されましたよね。
まだまだ先が見たい、ツバキ文具店の日常をこれからも見守っていきたい、と思えるような最終回でした。

キャストの皆さんも、みなさんとてもハマっていましたね♪
みんなが優しくポッポちゃんを見守っていて、とても微笑ましかったです。
上地さんは、私の中でどうしても昔にバラエティ番組に出ていたイメージがあったのですが、今回の守景さんは雰囲気がフワッとしていて、とても素敵だな~と思いました。

ニシジさんのドラマも、楽しみですね( *´艸`)
眉間に皺を寄せる役が最近多かったけど、今度のドラマはどうなりますかね~。
にゃんこに翻弄されるのでしょうか!?
NHKのこの枠、連続して良かったので(オカムスとツバキは作風が全然違いましたがw)、次作も思わず期待してしまいます。
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