emitanの心にうつりゆくもの

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ペテロの葬列 第4話

2014-07-30 15:26:49 | 2014夏ドラマ
第4話 「30年前の真実…明かされる悪の歴史…動き出した後継者争い」

今多コンツェルン・グループ広報室副編集長・杉村三郎(小泉孝太郎)は帰宅後、同じ敷地内にある会長で義父・今多嘉親(平幹二朗)の家を訪ね、嘉親に退職届を出し、バスジャック事件の関係で現金300万円を受け取っていて警察には届けていないと打ち明ける。
すると嘉親は、犯人・暮木一光(長塚京三)は本名ではないかもしれないこと、そして暮木はST(センシティビティ・トレーニング)の「トレーナー」ではないかと話す。
STは1960~1970年代から企業の新入社員教育や管理職教育で取り入れられており、休職中の編集長・園田瑛子(室井滋)も30年ほど前に嘉親の命令により「フェノミナ人材開発研究所」に派遣されたが、トレーナーの意向に反する言動をするとして独房に入れられ、自殺を図ったことがあったという。
嘉親は「園田は強い分、脆い」と話し、その後嘉親は研究所を追い詰めて崩壊させようとしていたところ、研究所はその後1年で看板を下ろしたという。
・・・人を最も苦しめるのは、自分自身の記憶なのかもしれない・・・
新聞配達員・足立則生(渋川清彦)の元に高越勝巳(水橋研二)が訪ねてきて、先日足立が高越の内縁の妻・井村絵里子(入山法子)に渡した書類を投げつけて、「余計なことするな。ホームレスだった頃の事、全部ここでぶちまけてやろうか?お前がどんだけ人間のクズだったか。言い訳なんか聞きたくねぇよ。二度と近づくな!いいな?」と言って去っていく。
三郎は、嘉親から「君の辞表は預かっておいてもいいが、タイミングは自分で決めろ。私が勝手に受理をしない。それから社内報の発行人として仕事を命じる。グループ広報室で今度の事件に関しての調査を記録し、私に提出しなさい。うちの社員3人が巻き込まれた事件だ。全社員興味津々で読むだろう。それは冗談だが、私の園田への贖罪も含めて、STと言う怪物がどう形を変え、どこへ向かったのか知っておきたい。その重要なヒントになるものが、このバスジャック事件にはあると思う」と言われる。
そして、園田をかつて追い込んだSTの男が数年後に詐欺商法をしていたことを話し、暮木と「三人の悪人」の接点があるのではと匂わせる。
三郎が「常識的に考えて、教わった側よりも教えた側の方が罪深いのではないでしょうか?なぜ教えた暮木が会員を悪人呼ばわりできるのか、私が分からないのはそこなんです」と話すと、嘉親は「確かにそうだな」と話す。
嘉親は、三郎が退職願の件を三郎の妻・菜穂子(国仲涼子)に話していないと聞いて「全てを話しなさい。隠しておくことは許さん。君は会社の事よりも、真っ先に菜穂子の事を考えるべきだったんだ」と諭す。
帰宅した三郎は、菜穂子に一連の事を打ち明けると、菜穂子は「あなたが事件について調べているのは、うすうす気がついてた。だって生き生きしてたもの。あなた、編集者より探偵の方が向いているんじゃない?北見さんだったっけ、探偵さん。刑事を辞めて探偵になったから、奥様は家を出られたのよね?私も出ていこうかな。冗談よ。お父さまの特命なら仕方がないじゃない。しっかり調べて」と話す。
園田のマンションに嘉親が出向き、園田を呼び出して「園田は、そのままでいい」と声を掛けると、園田は笑顔を見せる。
・・・人のつながりは不思議だ。
 短い付き合いでも忘れられない人物がいる。
 以前ある事件に関わった時に出会った北見一郎(大杉漣)は、もうこの世の人ではない。
 あっという間に三回忌だ。
 北見さんが生きていたら、この事件をどう見ただろう・・・

三郎が北見のお墓を訪れると、見知らぬ男がいて、その男から「高越はどうなった?あんた、探偵さんなんだろ?」と言われ、三郎が違うと言うと男は足早に去っていく。
グループ広報室に園田が復職し、復帰のお祝い会を中華料理店で開くが、そのお店のテレビから流れるニュースで、三郎は先日北見のお墓にいた男・足立則生が高越を刺殺して逃走しているという報道を見る。
・・・この男もまた、暮木と同じくペテロの一人だった。
 まるで弔いの葬列のように、悔い改め懺悔する者たちが歩いていく。
 彼らはどこへ向かうのか、それを見極めたいという衝動が、また僕を突き動かす・・・



というような内容でした。

暮木と園田がバスジャック事件の時に交わした言葉の意味が、ようやく分かりましたね。
そして暮木は、「先生」ではあるけど「学校の先生」ではなく、自己啓発関連の先生では?ということで・・・
※あくまでも嘉親と三郎の想像上での話ですが

嘉親が「園田は、そのままでいい」と言った時の表情が、優しくてとても素敵でした。
STのトレーナの事を「殺すほどの相手じゃない」と言った顔は怖かったですけど
さすが、平幹二朗さんです

三郎が、高越と足立の件にも関わることになりそうですね
三郎は困っている人を放っておけないということで
お嬢様・菜穂子の生活ぶりに思うところはあるけど、こんなにあっちこっちに首を突っ込む夫を持つ奥さんは大変そう
シーズン1では三郎はもっと菜穂子を思いやるような描写があったけど、シーズン2は少ないような・・・
たまたま描いていないだけなのか、倦怠期の夫婦という演出なのか、どうなのでしょう??

バスジャック事件&暮木の事は、今回はほとんど進展しなかったけど、これからどうなるのでしょうね?
シーズン1は「5~6話で1つの事件」だったけど、今回は1クール全部がこの事件?
ということは、やっと序盤が終わって中盤に入ったばかり?
話が色々と広がってきたので、少し間延び感が出てきたような気もしたり

三郎の同僚・井手正男(千葉哲也)というのは、かなり危険な人物のように見えますが・・・
間野京子(長谷川京子)に対してはストーカー化(&セクハラ、パワハラ)しているし、
今多コンツェルンの後継者争いにも興味津々?
後継者が誰になっても、井出を登用する人物はいないような気がしますが(爆)
「古き良き時代を懐かしむばかりの、困ったベテラン社員」というのを描いているのでしょうかね。。。

間野が、洋服のファスナーを開けたまま電車に乗るのは、流石にまずいのでは?
そういう私も、ズボンのファスナーが開いていることがたまにあるけど(爆)
でも、ワンピースとかスカートは、すごく注意しますけどね。
間野も、なんだかミステリアスなままですね。

もう少し話が動いてほしいなぁ~と思った、第4話でした。
←web拍手です。
※これまでの感想
 第2話 第3話
※公式HP(こちら
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