emitanの心にうつりゆくもの

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ラストホープ 第6話

2013-02-19 23:51:25 | 2013冬ドラマ
第6話 「命より視力を取り戻したい…余命2ヶ月の写真家が迫る究極の選択」

写真家・篠田登志雄(石黒賢)は重篤な脳腫瘍があり、数か所の病院で余命は3ヶ月(当センター来院時には既に宣告から1か月後)だと宣告されている中、2年前から加齢黄斑変性も患っており、右目は完全に失明し、左目もほとんど見えない状態で帝都大学医学部附属病院 高度先端医療センターに来院する。
篠田は、診察をした波多野卓巳(相葉雅紀)と橘歩美(多部未華子)に「命はいい。目の方を治してくれないか?一瞬でいいんだよ、この目を見えるようにしてくれないかなぁ。助からないなら、もう一度写真家に戻って目の前の風景を切り取りたい。写真家として最期を終えたいんだよ」と頼む。
カンファレンスで、医師たちは「命」を取るか「目」を取るかで大モメになる。
加齢黄斑変性を治すのに一般的な方法は「抗VEGF抗体」を注射する方法だが、効果が出るまで半年以上かかる上、視力は維持するだけがせいぜいといったものだった。
会話の中で、神経眼科医の副島雅臣(北村有起哉)は、硝子体手術で人工的に網膜剥離を起こさせて網膜を眼球内で20度ずらし、視力をつかさどる黄斑を網膜の外にある病変部から遠ざけて目の機能を回復させるという、難易度が高い割に視力が回復する保証はなく悪化する可能性が高いという、現在はほぼ行っていない、成功率は10%というリスクの大きい治療法があることを思い出す。
そして、その手術後2週間はずっとうつぶせでいないといけないため、その間は脳腫瘍の手術はできないが、脳腫瘍の手術の成功率も同じく10%であった。
波多野と橘と副島は篠田にその事を説明し、橘は脳腫瘍の手術の方を勧めるが、篠田は「君が救いたいのは私じゃない。君が見ているのは私じゃない。怖いのか?君は最初から頑なに命、命と言っている。医者としてその信念が崩れるのが怖いように感じるが、気のせいかな?それは俺も同じだよ。最後に写真家でいられないことが怖いんだ。このまま暗闇の中死ぬことが何より怖い。写真を撮ること・・・それは俺にとって生きることだ」と話す。
波多野はスタッフルームで「余命2ヶ月の脳腫瘍の患者に、特殊な眼科手術。こんな患者さんの依頼、もしウチがサジを投げたらどこも受けないんだろうなって。篠田さんがわずかな可能性に命をかけて臨むなら、それに応えてあげるのもこのセンターの役割なんじゃないかな」と話し、少しずつ医師たちの心は動いていく。
悩む橘に、波多野は篠田の写真集を見せ、篠田の写真集にはブレが全くないということを話す。
その夜、副島と二人っきりになった橘は、目の手術を執刀するよう副島に頼むと、副島は「篠田さんの撮りたいものを見たくなった」と言って執刀に同意する。
副島は、篠田と有名な写真家の話で意気投合し、副島は篠田から手術前に遺影写真を撮るよう頼まれる。
手術の様子を見てセンター長・鳴瀬哲司(嶋政宏)は「(リスクを背負ってまで過去の術式に頼ら)ざるを得ないのが日本の医療システムの問題だと副島先生はそう訴えているんですよ」と話す。
手術が終わり、2週間後に眼帯を外すと、篠田の目は見えるようになっていた。
篠田は屋上に連れて行くように頼み、カメラを持つが、「残された命、最後にカメラなんて必要ないのかもな。この目に映った大切なものを心の目で撮る。いや、せっかくだから一枚だけ撮ろうか」と言って、橘を被写体に最後の写真を撮ろうとする。
笑わない橘に、篠田は「笑わなくていい。仕事に真摯に取り組んでいる、誇り高き女医。それが君らしい。こんなに嬉しいことはない。これで私は写真家として死ねる」と言って、最後のシャッターを切る。
篠田はその後、脳腫瘍の手術を受ける前にこの世を去ってしまうが、橘は篠田のファイルを自分の机の引き出しではなく「処置済みファイル」に入れ・・・


というような話でした。

今回は副島メインの回だったのかな?
副島は「お金が全て」という医師のように思っていたのですが、そういうわけではないようですね
下にサイドストーリー関係を別に書きましたが、副島は何かの使命に燃えているようにも見えました。
そして、過去に視力が無かった時期があったようなシーンが差し込まれていましたが・・・
視力回復って簡単にできないと思うのですが、どういう事を経て視力回復したのでしょうか?
自分の視力回復とこのセンターの志望理由に何か関連があるようにも思えましたが。。。

「命」を取るか「目」を取るか・・・
私には、どちらが良いかは分かりません。
だけど、患者の意思を優先にするものなのでは?とは思ったのですが、実際の医療の現場ではやはり命なんですかね?
診療代を払うのは患者ですけど・・・(そういうことではない?、スミマセン
でも、同じ10%の確率なら・・・今回の患者はカメラマンという特異な事例だったので目を選びましたが・・・!?


ということを考えさせたかったのかなぁ?
どうも最近、サイドストーリーの方が気になって、メインの話をイマイチどう捉えていいのか分からないという本音が私にはあったりして
色んな最先端医療を毎回観て「すごいな」とは思うのですけどね。
でも、その裏に隠されている大きな事(サイドストーリー)は何なのか??ということの方が頭に残ってしまい・・・
これは企画者の術中にハマっているということなのかなぁ?
でも、メインの話もサイドストーリーも、序盤のドキドキ感は微妙に薄れてしまっているのですけどね


ということで(?)、今回分かったサイドストーリーのメモと簡単な感想を下に書きだします。

波多野卓巳について
2004年冬、育ての母は「私が死んだ後、何があってもお父さんの味方でいて。お父さんを責めないで。私たちを許して・・・」と卓巳に言って息を引き取る。
2013年冬、波多野は、斉藤健(高橋一生)が経営している塾を訪ね・・・
→育てのお母さんは亡くなっているのね。
来週、いよいよ「健」が兄なのか何なのかが分かるのでしょうか??

橘について
2012年夏、教授・桟原友宏(中村育二)を見舞ったところ、桟原は「裏で別の研究をやっていたみたいだ。四十谷孝之・・・君のお父さんと被害者の桐野という研究者の二人で・・・」とだけ話す。

高木淳二(田辺誠一)について
1998年春ニューヨークで、銃で撃たれた女性を処置して病院に運んだことで、医師・大森真治(小木茂光)から「あなたにやる気さえあれば、この国でもう一度医者として働ける。もしよかったら指導医を紹介しますよ。リスクを恐れず目の前の命を救った・・・そんな医者、ほっとけませんから」と言われる。
2009年夏、ラスベガスのバーにて荻原雪代(小池栄子)と出会い、「リスクを顧みずに目の前の命を助けようとして、医者が患者に殺されることも(ある)。アメリカで医者をやって分かった。この国では患者によって医者がつぶされる・・・腐ってるんだよ」という発言をする。

古牧利明(小日向文世)について
2012年冬、亡くなった息子の臍帯血を取り寄せる。

→橘と高木と古牧の話は、今回ほとんど進展は無いのだけど、あえて今日このシーンを入れる意味はあったんだろうか??

副島について
1991年春、宮城にて杖を地面に叩きながら歩く(少年時代の副島?)。
2011年秋、宮城の病院で目の薬の治験を行うが、100名のうち1名だけ重度の視力低下を引き起こし、副島は理事長・田山に「この新薬は、多くの患者の目を治療できる。(投資もすぐに回収できないため)早く売らねば」と言われ、「厚生労働省に正規に報告すれば認可は5年先、改ざんすれば認可は1年後」ということで、後処理を任される。
2012年冬、センター長・鳴瀬哲司(嶋政宏)と面接した際に、当センターを志望した動機について「ビジネス」の他に「一つ、医者の無知は罪だ。先端医療で有効な治療法があれば眼科医として全てを知っておきたい。(二つ目は)日本の医療システムが如何に問題なのか、最も進んでいる中央の病院で見極めたい。(見極めたら)自分に出来ることを成し遂げたい、それだけですよ」と話す。
→副島は「黒い」人物かと思ったけど、今回の話を聞いて、どちらかと言うと「白い」人間なのかな?と思うようになってきました。
鳴瀬とは対立はしていない様子ですね。


という感じで、相変わらずダラダラと書いてしまい、申し訳ありませんでした
私も迷走中かも


※これまでの感想
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