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平清盛 第17話

2012-04-29 21:49:59 | 平清盛
第17話 「平氏の棟梁~第2部開始!武士の世をめざす!」

父・忠盛(中井貴一)が亡くなり、清盛(松山ケンイチ)は平氏の棟梁となる。
一族郎党を集めた清盛は「亡き父上の志を継ぎ、武士の世を目指す!」と宣言する。
しかし、棟梁としての仕事は多岐に渡り苦しむ中、妻・時子(深田恭子)も奥方としての仕事に慣れず、清盛に怒られてばかりだった。
そんな中、母の従弟である貴族・藤原家成(佐藤二朗)より、自分の主催する歌会で平氏棟梁としてのお披露目をと言われ、歌の苦手な清盛は思い悩む。
その最中、三男・清三郎が稽古事をしたがらず泣き叫んでいると聞いた清盛は、時子に向かって「お前のしつけが悪い。(死んだ先妻の)明子なら、棟梁の妻としてもっとしっかり果たせているはず」と言ってしまう。
しかし、三男・清三郎が癇癪を起こしたのは「清盛が先妻の子である長男・重盛と次男・基盛の方を寵愛するだろうから、時子の子である三男、四男は文武を学んでも無駄だ」と吹聴されたからであることを知り、自責の念に駆られる。
歌会の当日、鳥羽法皇(三上博史)、得子(松雪泰子)、崇徳上皇(井浦新)、雅仁親王(松田翔太)、藤原摂関家らが出席する中、清盛は歌を披露。
その歌は「重盛に 基盛それに 清三郎 清四郎みな われらの子なり」というもので、妻・時子に言ってはならないことを言ってしまった反省と、自分が家族や家人たちを何よりも大事に思っていること、歌会よりも妻に一刻も早く謝りたいという思いが込められていることを話す。
帰宅した清盛は時子の元へ向かうと、そこには4人の子供がいて、長男・次男から「(時子を)傷つけるようなことをしたら、父でも許さない」と言われる。
そして清盛は、4人の子と共に、時子の弾く琵琶に耳を傾ける。
一方源氏は、父・為義(小日向文世)が、源氏に代々伝わる刀「友切」を次男・義賢(阪本浩之)に授け、長男・義朝(玉木宏)に対抗できる力をつけてこい、と東国へ遣わす。
そのことを知った義朝は激怒し、父につかみかかり・・・


というような内容で、今日から第2部とのこと。
主題歌の前に2分以上の時間をかけて、これまでの経緯を説明していました。
清盛の心情を中心とした説明で、とても良かったと思います。
やっぱり、今まで源氏目線だったり、「今日のみどころ」というよく分からない目線での紹介があったりしていて、私もどう解釈してよいか混乱することが結構あったので、これからはこういう感じで主人公・清盛を丁寧にフォーカスしてもらいたいです。

画面も清盛も(笑)、クリアになってきましたね。
汚れ衣装とかは、その時代はそういうものだったということで理解はできるのですけど、やっぱり今まで4か月以上もずっと変わらないと、少し見ていて疲れた(飽きた)という気持ちは、正直言うと私にもありました(爆)
「龍馬伝」も、最初は良かったのですけど、やはり途中から汚れた画面に飽きた感があったんですよね(最後まで観ましたけど)。
今回は、話自体はとても面白いので、演出をこうして変えていただけたのは良かったと思っています。


さてさて、今週の感想ですが・・・
清盛の歌会の歌は、分かりやすいというか歌ではないというか・・・ひどいものでしたが(笑)、「率直に生きてきた清盛らしさ」+「(平氏の血を引いていないからこそ)家族を大事に思う気持ち」がとても良く出ていて。
そして、序盤の時子(深キョン)にはヒヤヒヤしましたが、最後に持っていかれたというか・・・感動して、ウルウルしてしまいました
4人の子供を、いろいろありながらも、自分の子でない長男・次男をもしっかりと育てていっている時子の姿が、しっかりと伝わってきました。

そんな「親子愛」を見せている平氏とは裏腹に、源氏は・・・。
為義が「父の誇りを踏みにじる義朝に源氏を背負わせることはできない」と発言しましたが・・・ほんと、心が小さい父ですね
父と絶縁になった義朝が、これからどう棟梁になっていくのか・・・。
義朝の正室・由良(田中麗奈)・・・登場時間は少なかったですが、母として・女としての切なさがとても出ていて良かったと思います

ということで、第2部の始まりの回でしたが、とても良かったと思います


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「歌会」と言えば「西行」でしょう!と思っていたら、清盛のセリフの中で「西行」の名前が!(笑)
「西行は高野山に籠っておるし・・・」「高野山に行くべきか・・・」ということで。
西行がいない中、どんな歌を詠むのかと思ったら・・・西行がいなくてもよい歌でしたね
また「良き友」として登場してほしいものです・・・
(スミマセン、西行の中の人ファンの独り言です
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