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ドクターX~外科医・大門未知子~(2014) 第7話

2014-11-21 16:29:13 | 2014秋ドラマ
第7話 「西の刺客 オペのタイムレース」

国立高度医療センターでは、胃体部がんの患者2人、琴塚七海(銀粉蝶)と吹田静子(高林由紀子)の術前カンファレンスが行われる。
戦略統合外科統一部長・海老名敬(遠藤憲一)は、ビルロートⅠ法という術式で副部長・加地秀樹(勝村政信)と原守(鈴木浩介)に手術させると話すが、フリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)は「私ならビルロートⅡ法でそこの二人よりも早くて完璧に再建できます。私にやらせて」と手を挙げる。
しかし総長・天堂義人(北大路欣也)は「あなたにやらせるわけにはいきません」と言って、西京大学病院から来た医師・富士川清志郎(古田新太)をカンファレンスに招き入れる。
富士川は数々の論文で世界的な高評価を受けている人物であるが、「天堂総長、提案があります。私と大門先生にこの2人の患者のオペ任せてもらえないですか?」と言って、吹田は富士川が、琴塚は未知子が執刀することになる。
富士川は未知子に「アンタの腕は聞いてます。えらいオペの速い女医さんらしいですな。どや?わしと勝負せえへんか。どっちのオペが速いかタイムレースや」と持ちかけ、未知子は「興味がないんで」と言うが、富士川はそのつもりになる。
琴塚は、未知子がアルバイトの医師だと思って不安がるが、未知子は「フリーランスです。私じゃないと死にますよ」とサラッと話す。
神原名医紹介所で神原晶(岸部一徳)は未知子に「また大変な男が来たもんだ。例えばあの男、群れが大好き、権威が大好き、束縛が大好き。医者のライセンスをいい事に大きなパフォーマンスだけが彼の武器だ、そんな感じ?中でも富士川の一番の武器は、相当な人たらし。下の者には甘い口車でその気にさせて、上の者には根回しやオベッカを忘れない」と話す。
加地は富士川に「(未知子とは)医者としてのキャリアもブランドも、富士川先生の方が遥かに上。フリーターごとき足元にも及びません。しかし、大門のオペの速さは尋常ではありません。常軌を逸した悪魔の所業です。富士川先生をもってしても勝敗は・・・」と話すが、富士川は「何を寝ぼけたこと言うてますねん!アンタらがそんな腰抜けやから、フリーターごときが図に乗るんや。あの女は害虫でっせ。早いところ叩き潰さなアカン」と怒る。
オペの前日、未知子は看護師長・白木淳子(高畑淳子)と共に琴塚の病室を訪れて手術同意書にサインをしてもらうが、琴塚から「失敗してもいいわよ。どうせ私、独り身だから。私はずっと独り。あなたも独身でしょ?あなたからは家庭のニオイがしないもの。覚えておいた方がいいわ。腕があればあるほど組織からは弾き飛ばされる。出る杭は打たれるの。特に女はね。そんな女に待っているのはひとりぼっちの寂しい老後」と言われ、未知子が「寂しいんだ…しょうがないじゃん、自分で選んだんだもん」と話すと、白木は「しょうがなくはありません!女が組織の中で認められていくためには、仕事を頑張るしかないんです!打たれても打たれても女は戦っていくしかないんです!」と怒る。
オペの日になり、未知子と富士川は同じ時刻にそれぞれの患者のオペを始めるが、富士川の方が10分早くオペが終わり、富士川は未知子に誇らしげな顔を見せる。
富士川の患者・吹田の方が先に退院をすることになり、琴塚は未知子に「おかしいじゃない、手術した日も同じなら病状も同じ。なのにどうして私は退院できないの?あなた、手術下手ね。所詮ただのフリーターだったって訳だ」と話し、未知子が「帰ってもどうせ一人なんでしょ?もうちょっといなさいよ」と話していると、吹田が廊下で倒れて苦しみだす。
未知子が慌てて吹田を診て、手術室に運ばせるが、駆けつけた富士川が再手術の執刀を始める。
吹田のお腹の中を見て未知子はブラウン吻合(空腸どうしを接合)や14vリンパ節郭清を行っていないことを指摘すると、富士川は「事件が起きひんかったら警察も捜査せえへんやろ?それと同じや!具合が悪うなったら悪うなった時にオペしたらええ話やねん。それだけのこっちゃがな。アンタの患者もいずれこうなるかもしれへんからな」と話す。
すると未知子は「なりません。私、失敗してないので」と言って、既に琴塚には先の手術でその処置をしていることを話し、富士川から執刀を代わって吹田の再手術を終わらせる。
請求書を持ってきた晶に対して富士川が「予防処置は怠ったんやない。やらんかっただけや。やらんかったから、オペは短か済んだ。つまり、それだけ患者の体への負担が減ったっちゅうことや。オペも2回できた。病院の利益も上がる」と話すと、晶は「それで本当によろしいんでしょうか?2回オペをした事で、患者の体への負担も2倍になりました」と話して帰っていく。
総長室に来た富士川に天堂は「これであなたも大門未知子という外科医をお分かりになったと思います。オペでは、あなたも大門未知子には勝てない。それをタイムレースなどと愚かな事を・・・あなたを呼んだのは、大門未知子を潰すことじゃない。利用する事です。この意味がお分かりですね?」と声を掛ける。
未知子は退院する琴塚に「寂しくなったらウチに来なよ。麻雀なら付き合う」と声を掛ける。
その晩、白木が神原名医紹介所にやってきて、未知子と晶とフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と麻雀をする。
富士川のことを聞きたがる晶に対して白木は「私は仕事の話をしに来たわけではございません。ただこれだけはハッキリしています。私はああいう男だけは大っ嫌い!」と言い放ち、未知子は「あぁ!私、初めてアンタと気が合った!」と喜ぶが・・・


というような内容でした。

単なるタイムレースで終わるのかと思いきや、その裏で未知子はしっかりと予防処置を施していて、その上で10分差だったとは!
そして、未知子が琴塚に独り身であることにズケズケと言っているだけではなく「寂しくなったらウチに来なよ。麻雀なら付き合う」と話して、少しジーンとしていたら、
まさかの看護師長・白木が神原名医紹介所へ!
(「麻雀なら付き合う」って未知子が言った時、白木の目がキラーンとしていましたよね)
緩急がしっかりついていて、最後までとても面白かったです!

未知子と白木は(患者の琴塚も)、実は似たもの同士だったのですね~。
女が生きていくためには、それなりのスキルも必要だし、覚悟も必要。
ともすれば一匹狼になってしまう・・・
キャリアを積んだ「女の哀愁」のようなものがよく出ていて良かったなぁ~と思いました。

白木は、ちゃんとオペでの未知子の動きを見ていて、次は何の器具を必要とするかを予め想定して、言われる前に早くから準備してすぐに渡していますよね。
そんな手術中の看護師の方の隠れた気配りも手術の速さに繋がっている・・・
たぶん未知子はそれも分かっていて、富士川は分かっていない感じ?

白木さん演じる高畑さんが、そういう手術シーンの細かい動きもそうだけど、
麻雀をしている姿がとても楽しそうで、しかもリズムも良くて、セリフもキレッキレで流石だなぁ~と思いながら、その動きを楽しく観ていました!

晶さんが序盤に話していた富士川像は、未知子の事をいつも紹介しているナレーション(群れを嫌い束縛を嫌い…)と真逆でしたね(笑)
天堂が富士川を呼んだ意味・・・
「あなたを呼んだのは、大門未知子を潰すことじゃない。利用する事です」というのは、どういうことなのだろう??
富士川は天堂の思い通りに動いてもらう駒としての扱いなのかな?
あと数話の中で、天堂と未知子がどう対決して決着していくのか、楽しみです。
(今回は天堂が暗躍しなくて、少し寂しかったですけど

事務長にも言い負けてしまうエビちゃんw
酔っ払い合戦、面白かったです!(ちょっと長かったけど
やはりエビちゃんはエビちゃんのままで、天堂の動きを察知して先へ先へと器用に動いていくタイプではなさそうですね


パート3で出てくる医師たちは、高速道路のサービスエリアやインターの名前ばかりだったのですね!
パート2からの海老名もサービスエリアの名前ですけど(たまたまじゃなくて、だからパート3はそうしたってこと? 笑)
本州の高速道路は走ったことが無かったので今回までピンと来ていなかったのですが、未知子と城之内が卓球をしている時に話している会話で「そうだったのか!」と思いました。
(遅い気づきだったらスミマセン
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