寒くなってきました。
防寒グッズが欲しい季節です。織りのマフラーづくりに精を出す時期ですが、今年はセレンディピティには、商品としてマフラーが揃っていますので、編物に取組んでいます。
先日、NHKテキスト『すてきにハンドメイド』(2017年版・11月号)を開いたら、ハーフミトンの編み方が掲載されていました。
誰にでも編めそうな編み図です。
手元に毛糸はたくさんあります。早速、取り掛かりました。
先ずはダイヤ柄のハーフミトンを編みます。
材料 : 並太毛糸 紺40g 白15g
4号4本短棒針(1目ゴム編み用)
5号4本短棒針(編込み模様用)
毛糸用とじ針 作り目用4号長針(短棒針使用可)
①作り目:一般的な作り方で作り目48目を作ります。
4号針3本に作り目を16目ずつに分けます。
4本目の針で手首の部分を1目ゴム編み(表目+裏目)を輪に編みます。
②手首部分 : 1目ゴム編みで23段編みます。
③手の平・甲 : 編込み模様を編みます。
ゴム編みが終わったら、5号針にかえ、編込み模様を30段編みます。
17段目が親指の位置になります。
親指の位置は右側が26目~33目、左側が41目~48目になります。
17段目の親指の8目は別糸に取り、休ませます。
18段目の親指の目は、8目巻き目を作り、編込みを続けて編みます。
指先 : 手中の編込みが終わったら指先を編みます。
4号針にかえ、1目ゴム編みを5段編みます。
親指 : 17段目に休ませていた8目を4号針に取ります。さらに34目に針を入れ、糸
を引き出して1目と巻き目の根元の穴に針を入れ、糸を引き出して1目作り
ます。巻き目で7目編み、さらに25目の部分に針を通して、糸を引き上げま
す。親指の目数は8+1+1+7+1で16目になります。6目ずつ3本の4号針
に分け、10段編みます。
※ゴム編みの最後は伏せ目にして、糸を切りチエ―ンつなぎをして、糸端を始末します。ゴム編みの始まりも糸を編み目に通して糸端を始末します。
出来上がりました!!
応用編です。
糸の良さを生かして、ゴム編みとメリアス編みだけで編みました。
糸 : 野呂栄作作のシルクガーデン(グラデーション)。
シルク45% モヘア45% ウール10%
模様なしですから、目数と段数さえ覚えれば、編み図なしでも編めます。
画像だけで紹介します。
グラデーションの糸なので、出てきた色合いが違いますが、とても暖かい雰囲気のハーフミトンが出来上がりました。
糸が並太毛糸よりも大きくて、その分作品も大きくなりました。
でも、シルクとモヘア、ウールといった材料なので、大きくて手とミトンの空間が温かく、心地よい仕上がりです。😂
😔編み図まで掲載しましたが、きっとこの文章だけでは完成させることができないかもしれません。でも、そこは頑張って、模索して仕上げてくださいね。そうしたら、自分自身の作品になります。
私も、「編み図まで掲載して、著作権の侵害でしょ!!」と、出版社に責められないですむでしょう。
出版社に怒られかもしれないと気になりますが、
「手作りの楽しさを多くの人で共有しましょう・・・」
話題が逸れてしまいますが・・・
出版されたハンドブックに、自分だけの物を作るように要請し、作図を見て作った作品の販売などを禁止している文章が掲載されているのを見かけます。
いつも思います。
「ケチだなぁ・・」
「それなら、本にしなければいいでしょう!!」
それに、強く思います。
「物づくりは、人類の文化でしょう。共有すべき人類の財産でしょう」
「1つは見て作っても、次からは自分のアイデアが積み重なっていくのが物づくり」
こんな物づくりの上に経済が動き、生活の向上が実現する、大きな知恵の源だと思っていますが・・・
著作者側から考えれば、自分の愛すべき作品を多くの人が作り、そのアイデアが自分のものと言えなくなることは、辛いことかもしれませんね。
なんだか難しい話になってしまいました。😓