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絵美劇場

時代劇大好き昭和レトロな舞台女優

弁慶

2006-06-30 22:45:03 | 客席
グァムのレポより先に、新宿コマ劇場の『弁慶』舞台稽古レポをお届け!
明日7月1日初日で、26日までです!

今年の3月に御園座で上演された作品です。

去年の大河ドラマ義経で弁慶役をされていた、松平健さん主演です!
舞台でも大きくて弁慶にはホントぴったりな松平さんです!
お話は、有名ですが今回の作品は、全然ちがうお話に、有名な場面が入っているかんじでした。

それからショーも、マツケンサンバⅡⅢはもちろん、マツケン阿波踊りと、盛り沢山でした!
ただ、舞台稽古のせいでしょうか、ショーの曲と曲の間がブツブツ切れて、スムーズさにかけるのが、残念でした。

ダブル観劇

2006-06-23 10:18:51 | 客席
20日に歌舞伎座の昼の部と、夜は俳優座劇場でのNLTの公演を観に行きました!
一日劇場に入り浸っていられる幸せな日でした!

で、しかも歌舞伎でもジーンときて泣いちゃったし!

泣けちゃった作品は、『藤戸』というもので、
吉右衛門さんと、歌昇さん、福助さん、梅玉さんが出ていました。
吉右衛門さん演じる老婆は、お上に息子を殺されて、その不満を本人に直談判に行き、その罪を認めさせ、供養をしてもらう事になる。と、龍神と化した息子の霊がそのお上を呪い殺そうと出てくる〔吉右衛門さん〕
そして、供養をしてもらい、どこかへ消えていくと言うお話でした。

吉右衛門さんのお婆さんの衣裳がすばらしかったし、その踊り、息子を亡くした辛さみたいなのが、グッときました!
そして、龍神の迫力がすごかった!!

もう一つ、『荒川の佐吉』は、仁左衛門さんとか、菊五郎さんとかが出ている、人情話しでした。
こちらも目の見えない子供をめぐってのお話。
人情話しだからジーンとくるのは当たり前ですけどね!
最近の社会ではそういう、やさしさとか、おもいやりとかって言う言葉、感情を忘れているような気がしますね。
私も気を付けないと、そんな事忘れそうなので、誰かの為に、何かの為になるよう、頑張りたいと思います!

そんな感じで、夜に観たNLTのお芝居も、ほのぼのしていて、良かった!!


ベニサンピット

2006-06-04 00:21:02 | 客席
今日は久しぶりにベニサンピットへお芝居を観に行きました!

TPTのスラブ・ボーイズという、作品でした。

俳優のお友達(そんな事いったら怒られるかな)の千葉哲也さんが初演出で、若い俳優さん達に一から教えて、自分も出演して創ったお芝居だったので、すごく観たかったのです!

話は下層労働者の若い人達の話で、キレる(血管ブチっとの方)芝居が多くて少し疲れましたが、あ~そういうのある!
てのがある、見せるセリフ劇でした。
考えさせられた部分は少なかったけど、イヤなしばいでは、なかったかな。
若い俳優さんが頑張ってるなと、あるていどのパワーをもらった。

終わってから千葉さんはじめスタッフの方々の話を聞いたら、すべてにおいて、試作品みたいな物だからと、おっしゃっていました。
みんな親心が溢れていた!
と、和訳劇というのの大変さにぶちあたったとか。

なんか、そういう熱くなる芝居にちょっと、出会いたいかも!


三条すすむ座長

2006-04-29 18:09:34 | 客席
大阪でのお稽古が終わってから、名古屋に入る前に、
大阪の鈴成座と言うところで、「劇団武る」の公演を見てきました!
いわゆる大衆演劇です!

しかし、三条すすむ座長はとても、正統派で、華があり上品なので、とても良かったです。
大衆演劇は、映画を観るより安く観られて、しかも、お芝居とショーがあり盛り沢山だし、
毎日演目が変わるので、ホントすごいな~と思いました!

また、ぜひ観に行きたいです!


駒場東大セミナー

2006-04-23 21:55:14 | 客席
駒場東大なんて、絶対といってよいほど、行くことはない所に、いきましたが、それは、お芝居関係の催し物があったからです!
しかも、俳優の先輩が誘ってくださったからです!
展示会と、セミナーがありました。

「江戸の声」とか言う展示会を5月7日までやっているそうで、そちらは、黒木勘蔵という人が集めた古い、義太夫や浄瑠璃の台本と言うか、楽譜や、浮世絵が、展示してありました。

セミナーは、3人の学者さんが、歌舞伎や三味線や能、日本の音楽についての講義でした。

講義なんて、大学を卒業してから聞いたことがなかったので、なんだか、今更ですが、新鮮に感じてしまいまいました。

ちょっとは、歌舞伎も観るし、三味線もやっているのですが、知らない話が聞けてなかなか面白かった!

この講義が自分のものになるかは、さておき、知らない事を知る、話を聞けたのは良いことだと、思いました。

私は芝居に出演するときに、時代背景くらいは、知っておこうと、それ位の資料は見る事はありますが、それだけでは、足りない事もたくさんあります。
でも、学者さんと言うのはそればかりを毎日調べて勉強している訳ですから、その深さと、いったらキリがありませんよね!
歌舞伎や、能、など、伝統芸能と言うのは、昔から変わらずやっているかと思えば、そうではなかったり、現代の事を取り入れたりと言うことをずっとやっているようです!
今の観客に受けるのも大切な事ですが、昔のものも受け継がなくてはいけない!
そんな、話を聞いた一日でした。

で、思い出したのは、最近の能で、漫画の「ガラスの仮面」の中に出てくる『紅天女』と言う作品を実演したと言う話でした。
観てないし、その宣伝を見ただけですが、それは、すごい事だな~!
と、思いました。

古い作品でも、上演されてない物があるのだから、その作品をやれば良いと思います。もしかしたら新たな発見があるかもしれないしね!
新しい作品を創のもまた、良いかもしれません。
でも最近の歌舞伎は特に同じ作品ばかりやるような傾向にあるのではないかと、少し残念に思います。

古ければ良いわけではないし、新しいから良いわけでもない。
何が良いかなんて、十人十色だから分からない。
でも、私が思い一つは、情熱です。
情熱があれば一生懸命やるので、それは、後になってからでも、必ず認められる。
そんな事を確信しました。

まだまだツタナイ役者の私ですが、良い作品にこれからたくさん出会えれば嬉しいな!