*** 心の声を感じながら。。。 ***

介護と仕事と、家族と私

完治に向けて。

2007年04月23日 23時38分34秒 | 介護
4月19日(木)に入院してから、父の食事の様子をずっと見に行っています。


21日の土曜日はだんな様とふたりで、お昼ご飯の時間に間に合うように、行って来ました。

丁度、STの先生が飲み込みのチェックに来てくれました。

食事は、刻みとろみ食。

前回の肺炎の時は、ミキサー食だったので、前回よりは良い感じです。


先生が見に来てくれた時、父はベットの頭側を起こして、
ベットに座る格好で食事をしていました。


その様子に先生は、」「これでは駄目です。直ぐに車いすに移動してください。」と仰って、
直ぐ、看護師さんに父を車いすに移動してもらいました。


ベットで座ってだと、首が後ろに傾くので、この状態が怖いそうです。
車いすに座わると首が真直ぐになるので、必ずこの状態が必要です。


それから、飲み込みのチェックをしながら、食事の様子を見てくださいました。


父の様子は、以下の事に気をつければ大丈夫そうです。

 飲み込みの力はありそうである。
 必ず食事をする時は、車いすに座る。
 首が後ろに傾かないように注意する。
 首は下向き加減で、飲み込むようにする。
 コップで直に飲むのはNG。(上を向くようになるので。)
 飲み物は、ストローを使う。
 お粥の水分はNG。(とろみを加えつつ水分をまとめる。)
 食後30分は、車いすに座ったままで。


これらの事を注意しながら、食べ終わると、全く咽ずに食べる事が出来ました。


入院中、この車いすで座って食事をして、
それでもまた熱が出るようだったら、
今度は、飲み込みのレントゲンを撮るそうです。

そうなったら、胃ろうにしないといけないようです。



でも、家族の希望は、「出来れば胃ろうはしたくない。」

だから、今回の入院中の父の食事は、勝負です。


   「二度と、肺炎を起こさせたくない。。」



STの先生の真剣さに、
「しっかり危険因子を排除しなければ」と言う思いと、安心感を抱きました。

だんな様も、
「あの真剣さは、自分と似てる。プロはああでなくちゃ。」と、感銘を受けていました。


   

今日、病院から「父の病室が3人部屋から一般病棟に代わりました。」と、
連絡があって、
私は、昼間仕事を終えて、夕食に間に合うように父の病室に向いました。


父の病室の看護師さんに、挨拶をして、
そろそろ、夕食の時間なので、看護師さんに

 「お父さんを車いすに移動した方が良いですよね。?」と聞いたら、

 「いえ、ベットをきちんと起こせば大丈夫ですよ。」


 ・・・・・・・・・。


  昨日までの病棟の看護師さんとの温度差に、少しイラっ




私、訴えました。 
 「看護師さん、STの先生から、食事の時は必ず車椅子でと、指示が出ているはずです。」と。





 実は私、今まであまり、父がお世話になっている施設や病院で、
 こういったことを言った事がありません。

 こういう場面に出くわした事が無いというのもあったのだけど、

 「皆、一生懸命やってくれているから。」と言う思いがあったから。



でも今回、病室が移っても、申し送りはあるはずだし、
先生から指示が出ている事をしっかりやってくれていないと、
父の病状は、元の木阿弥です。。。。


胃ろうになるか、ならないかの真剣勝負


 絶対に、胃ろうにさせたくない。




車いすに座って、父の食事を見守りました。

元々好き嫌いの多かった父。
やはり、嫌がるおかずがあります。

先生のお話では、きらいな物は嚥下の状態が悪くなるという事だったので、
嫌がるもの以外は、きれいに食べてもらいました。

お茶は、一滴も飲まないので、特別に出してもらったチューブ型のゼリーを
水分補給の代わりに飲んで、完食です。


30分間は横になれないので、その間に髭剃りをして、
熱いお絞りを作って父に渡して顔を拭いてもらって、
少し言葉の練習をして時間を潰しました。



30分たって、父が横になるのを見届けて帰宅してきました。



病室が変わって直ぐの食事の様子を見に来て良かった。
明日、また見に行こう。。

 


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  与えられた現実。時には、自分で道を開拓する事も必要だなぁ。

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24 コメント

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Unknown (ウルル)
2007-04-24 00:03:40
えるなさん 頑張ってるね!
一生懸命さがひしひしと伝わってくるわ
STさんも、よく見てくれる人で良かったね

ばぁちゃんの時と同じだわぁと思いながら読んでました
申し送りって大事だよね! 気持ち解るわ
しばらくは見守りに通うのかな?
大変だけど、えるなさんも体に気をつけながらファイトです

お父さんは きっと大丈夫だよ!
素敵です (ラブ)
2007-04-24 12:21:14
頑張っているのがわかります。
本当に素敵です。
私も、姑を七年間看ました。
気持ちすごくわかります。

頑張ってって気軽にいえません。
どうぞ、ご自身の身体大事になさってくださいね。
倒れないでくださいね。 (たんぽぽ)
2007-04-24 15:34:41
はじめまして、お父様の今の状態ですが文面から、だいたい分かりましたが難しい問題ですね。

私は、中規模病院で看護師をしていますが、嚥下障害の専門家ではありません。文面から緊迫した様子が伝ってきましたので、思わず投稿してしまいました。
看護師の普通の知識程度で良かったら参考までに…。
<ポイントの通りです。> 
首が後ろに傾かないよう、首は下向き加減で、飲み込んでもらう。
飲み物は、ストローか…は、吸い飲みを使う方がいいと思います。ストローでむせないのであれば問題ないかも知れませんが。
むせてしまうときには、むせないようにとろみをつける。とろみの濃さも個人差がありますので、むせない程度の濃さにつける必要があると思います。

食事のときのむせない姿勢も、個人差があるのでなんとも言えませんが、車椅子に乗って食事をするときにむせないのであれば、その姿勢がいいのかも知れません。

ただし、むせないからといって、安心とはいえない場合もありますので注意が必要です。

肺炎を繰り返してしまうときは、嚥下障害があるかどうか検査をしてもらって下さい。

一日3食を、希望通りに行うのには、普通の病院ではなかなか大変なことです。食事の時間に、平均してスタッフの人数がどこの病院でもいないと思うからです。ただし、ご家族・本人の希望は伝えてください。
そして、出来るだけ食事の時間に病院に行って食事の介助をするしかないのが現状かも知れません。

主治医と良く相談して、担当看護師を中心に積極的に同じケアをしてもらえるように、病状説明の席を設けてもらって下さい。胃瘻についても、良く説明してもらってください。胃瘻を造設しても、口から食べながら、水分だけ胃瘻からとる方法などもあります。口から上手に食べられるようになり、胃瘻を使わなくなる例もあります。

自分一人だけでがんばり過ぎないように、ご家族・ご親戚の方とも協力して、大変なときを乗り切ってください。くれぐれも、ご自分のお体も大切にしてくださいね。
(文面が長くなってごめんなさい。少しでも参考になったら幸いです。)
口にできる喜び (もも~♪)
2007-04-24 17:51:04
入院されたんだね。
バタバタしていて気づきませんでした。

えるなしゃんのガンバリは、きっとお父様にも
家族にも伝わってくよ。
オラはそう信じています。
後ろを振り向けば、キリがない。
前を向いて、そして自分を信じて前進あるのみ!
 
無理はしないで・・・ ()
2007-04-24 17:57:04
何か手伝えることがあったら
手伝いたい気分です・・・

家族だけで無理と思った時は
遠慮しないでブログにでも書き込んでください。

こんな時はムチャ言っていいと思います。
私だけではなかった (tomoe)
2007-04-24 21:53:21
私も父が10年間寝たきりで
車で片道4時間、父の話し相手の時間3時間・・・
主人の運転で2週間に1度会いに行っています、
まだ、先日のようで10年経ちます、あなた様も
理解のあるご主人でありがたいですね、
わたしも、言葉では言いませんが私一人で4時間は
疲れてしまいますので、運転してくれるだけで感謝しています、何かグログを拝見して自分のことのようで
お便りさせていただきました。
本当に頭が下がります。 (ミコちゃん)
2007-04-25 15:11:37
 お父様への誠実で大きな愛情を感じます。

介護の日々、本当に頭が下がりますよ。
どうぞ、お体に気をつけて
頑張って下さいネ。

ウルルさんへ (えるな。)
2007-04-25 20:41:17
ウルルさん、こんばんは。

ばぁちゃまと同じなんですねぇ。。

看護師さんたちは、時間帯で担当が代わるから、
申し送りって本当に大事で・・・。
よく、伝達ゲームで最後に違うものになっていたりするのと同じで、
先生の指示も、人を介していくと段々気持ちが薄れていくような気がします。

危機意識をもっとしっかり持って欲しいと思うのです。
ラブさんへ (えるな。)
2007-04-25 20:53:05
ラブさん、こんばんは。

ラブさんは、お姑さんを7年、大変でしたねぇ。。。


介護って、いろんな意味で、本当に難しい。。。
たんぽぽさんへ (えるな。)
2007-04-25 20:58:53
たんぽぽさん、こんばんは。

たんぽぽさんのような熱心な看護師さんがいると
本当に安心しますぅ。。。

今日も、食事のポイントに気をつけながら、
父の食事を看てきました。
病院だと細かな対応は難しいんですね。。。

今、熱は下がってきたみたいだけど、
点滴はまだ外れていないから、
それが外れても安定しているかどうかが、
まだ心配です。。

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