いつも車で通る道で信号を待っていると、
結構大きなバイクに乗ったおじんが、俺の車の横につけて、
何か言っている。
文句やいちゃもんではなさそうなので、窓を開けると、
そのおじんは下を指差しながら、こう言った。
「なにごりょうですか?」
御陵といえば・・偉い人のお墓?
この辺にあったかな?・・・・
聞き間違いかと思ったが、
再び言ったのは、全く同じ質問だった。
「ちょっとわかりませんね。」
仕方なく答えた。
おじんは、そうですかと、有難うといって走り去った。
その後、暫く考えていて突如正解がひらめいた。
おじんが指差したのは地面ではなく、バイクでもなく、
手首だったのだ。そしてそれは時計を意味する。
入れ歯の具合か何かで、言葉がはっきりしなかったが、
何時ごろですか?といっていたのだ。
車には当然時計があるので、時間を教えてくれると思ったのだろう。
それを俺は自信たっぷりに、わかりませんといってしまった。
あほちゃうかと思っただろう。
おじんに申し訳ない気持ちで、いっぱいになった。
結構大きなバイクに乗ったおじんが、俺の車の横につけて、
何か言っている。
文句やいちゃもんではなさそうなので、窓を開けると、
そのおじんは下を指差しながら、こう言った。
「なにごりょうですか?」
御陵といえば・・偉い人のお墓?
この辺にあったかな?・・・・
聞き間違いかと思ったが、
再び言ったのは、全く同じ質問だった。
「ちょっとわかりませんね。」
仕方なく答えた。
おじんは、そうですかと、有難うといって走り去った。
その後、暫く考えていて突如正解がひらめいた。
おじんが指差したのは地面ではなく、バイクでもなく、
手首だったのだ。そしてそれは時計を意味する。
入れ歯の具合か何かで、言葉がはっきりしなかったが、
何時ごろですか?といっていたのだ。
車には当然時計があるので、時間を教えてくれると思ったのだろう。
それを俺は自信たっぷりに、わかりませんといってしまった。
あほちゃうかと思っただろう。
おじんに申し訳ない気持ちで、いっぱいになった。