レトロ電子工作

電子工作はじめました!
基本的な所からゆっくりゆっくり進めていきます

我が家のネコ:寝姿

2022年10月14日 08時16分10秒 | 便利な機器
今 現在、私の事務所に遊びに来ている「地域ネコ」
 要は 野良ネコ なんですが、

 小さな仔猫の時に「チビ」と名付けてしまって、今となっては後悔が…
 こんなに大きくなって まったくチビでは無くなっています。(笑)


 あまりにも信用しきって、リラックスして寝ています。


 お腹を見せるんじゃ無い!

        笑 www             


録音再生キット その3 (動作確認)

2022年10月13日 09時00分47秒 | 電子工作
部品の配置と配線が完了し、回路図との比較チェックも 完璧!っと なったら、いよいよ電源をつないで 動かしてみます。

スライドスイッチ(SW1)を右側に(27番ピン=/REが 0Vにつながる方にショート)すると、「録音モード」になるようですので、この状態にしてから電池をつなぎます。


すると、緑色のLED2が点灯しています。 どうやら 電源系統の配線ミスはなかったようです。

① さっそく 録音してみましょう。
 SW2を押したまま、マイクに何かしゃべってみます。
 SW2 を押した瞬間に ”ピッ” と鳴れば、録音開始です。
  ベタな所で 「本日は、晴天なり・・・、〃 ・・・」 とか、
     もう少し長いのも録音できそうなので、
   ♪  ”メリーさんのひつじ~ メエメエ ひつじ〜 ・・・”♪  (笑)

最長で 30秒(か60秒)録音でき、そのMax時間に到達してしまった場合は、音が2回 ”ピッ、ピッ” っと 鳴って 「終わりだよ!」と教えてくれます。
Maxの時間まで 録音を続けなくても、押しているスイッチの指を離せば、録音は終了します。(この時も、1回 ”ピッ” と鳴って録音が終了した事を知らせてくれます ) ↓

 この時(録音中は)赤いLED1が点灯し、録音が終われば消えます。


② 次は、今 録音した声を再生してみましょう。
 
 スライドスイッチ(SW1)を左側に(27番ピン=/REが Hi につながる方にショート)すると、「再生モード」になるようです。 (電池をつないだまま操作しても可) 
再生モードでは、↓ 緑のLEDは消えています。
 録音の時と同じ SW2を (今度は 一回 短く)ポンっと 押すと、再生がスタートします。 (この時も 赤いLEDが 音を再生している間 点灯します)

③ ちなみに、もう一つの押しボタンスイッチ (SW6)
 これは、あまり使われることは無いのですが、再生中に押すと Playが停止します。 要は、「STOP」機能だという訳です。


 少し、「ザーー」というノイズ音混じりではありますが、はっきりとした音質で 音(ここでは声)が スピーカから 流れます。


 とっさに、電話の会話を記録したい時とか、音声伝言を残したい時など、十分に実用的に使えると 思えます。

作るのも 特殊な工具も必要ありませんし、初めての人にも 簡単に組み立てられるレベルだと思いますので、
 興味のある方は、お試しあれ!! 

録音再生キット その2 (組み立て開始)

2022年10月12日 09時51分12秒 | 電子工作
 難しい説明は 後回しにして、実際に組み立て、自分の声でも 何でも良いので 録音/再生できるか?試してみましょう。

 組み立てるにあたって、
(A) まず、「回路図」↓ が 説明書の中に(小さく)載っていますので、これを A4に拡大コピーしておきます。
 これとは別に、(B)「実体配線図」↓ とか


(C)「実体回路図」↓ とか
が 大きめに載っていて、初心者の人は これを見ながら組み立てましょう! という事なのでしょうが、私にはこの方が分かりづらくて、間違えそうな気がしてなりません。

元々の (A) 回路図が一番 正確で 間違いが無いので、
 ① これを大きくコピーしたものと、 ② 赤鉛筆 を用意しておきます。

 ③ もちろん テスタ  も 用意!

最初は、
1)電源(電池の6V)の配線からスタートし、その都度 テスタで確認して行くと良いでしょう。 (ブレッド・ボード上下の赤と青の所に 0V と6V が確実に流れるように 0Ω 抵抗を挿してつなぐ)
2)電池を外して、電源の赤と黒の抵抗値を測り、ショートしていない事を確認。 これは、しつこい位に何度も確認しましょう。 
 こういった配線で一番 やってはいけない間違いは、電源のプラスとマイナスをショートさせてしまう事です。 最悪、部品が壊れてしまいます。
電源のプラスとマイナスが 「抵抗=無限大」なら ショートしていない事が確実です。

次に、大きな部品、重要な部品から配置しましょう。
 一番 大きいのは、28ピンのIC 、APR9600 という名称の黒いゲジゲジです。
 
これは ちょっとした工夫なのですが、ピンの番号を数えるのが面倒なので 下側の半分だけでも わざわざ数え無くても良いように、1番ピンを11番にと書かれたホールに挿しておきます。 すると 24番ホール→14番ピン と 10引くだけで番号が分かります。 この方法なら少しは ピンの間違い が減ります。

3)次に タクトスイッチが 操作しやすいような位置にくるよう ボード上の配置を工夫します。 ここでは SW2とSW6が タクトSWのようです。(SW1では無い)
ただ、付属のタクトスイッチでは ブレッド・ボードの2.54mm間隔のホールにうまく刺さりません。 説明書では、「スイッチの足を細く切って(不要な足も切って) 挿せるように加工しなさい」との事ですが、これは面倒なので 

 手持ちの 押しボタンスイッチ ↑ に変えました。(青い方)

これなら足も細く、間隔も2.54mmなので そのままブレッド・ボードに挿せます。


4)ICの1番ピンから、部品の配置していき、配線が終わったら 赤鉛筆で回路図を塗っていきます。

これなら、部品の取り付け忘れも無くなりますし、配線も間違いが少なくなります。 その都度、テスタで導通テストを行えば、もっと確実。
 [部品取り付けの途中の状態] ↓

SW1は、このキットでは 「ショート・ピンを差し替える」だけにしているようですが、面倒なので 手持ちのスライド・スイッチを使って 操作しやすく改良してみました。
ピンを無理やり穴ピッチに合わせる→


全部の配線が完了すれば、回路の線がすべて赤く塗り潰されているはずです。
この方法 ↓ が 一番 確実です!!!

(スピーカは最後に取り付け)


完成すると ↑ こんな感じです。

テスタで導通を確認する時は、必ず 電池を外した状態で行ってください。
( 電池 をつなぐのは最後の最後です )
その代わり、配線に間違いが無ければ、一発で動くはずです。

最後に もう一度、電源のプラス(赤)とマイナス(黒)の抵抗値を測り、電源がショートしていない事を確認して・・・  OKなら、

 うまく動く事を祈りながら 電池をつなげてみましょう。
 今日は、ここまで・・・                  

録音再生キット (ハンダ付け不要)

2022年10月10日 12時42分55秒 | 電子工作
初心者が 電子工作 を挑戦しようとした時、1つ目のハードルとなるのが
  ハンダ付け の 作業でしょう。

「半田コテ」 や 「コテ置きの台」 や、もちろん「ハンダ」も揃えなくてはいけないので それなりの出費もかさみますし、ハンダ付けする技術も必要になってきます。
 その点、今回 秋月で見つけたキットは、「ハンダ付け」が不要とのことなので、最初の教材として適しているのではないかと思います。
 価格も1000円 ポッキリ と お手頃ですし・・・


「60秒 録音再生 キット」 K-02060 税込で1000円でした。

 要するに、自分の声や電話の話などを 最大で60秒間 録音記録でき、それを後で聞くことが出来る… 簡単なボイス・レコーダだと言えます。
そこそこ実用的で、 うまく完成すれば まー 便利に使えそうです。

 袋の中に どんな部品が入っているか? 確認するのに 一度 全部 開けて 部品を広げてみましょう。

 たったこれだけ ↑

 こういった細かな電子部品をひろげる際には、◎ 絶縁・耐熱(500℃)作業マット この青緑色のゴムマットがあると便利です。(800円前後と安価)
 

これを組み立てるに当たって、(前に紹介したテスターは除いて)あと どんな工具が必要でしょうか? さしあたって、
 ① ニッパー (写真中央の黄色いの)と、② ピンセット ぐらいでしょうか? 
(ピンセットの代わりにラジオペンチでも可) 100円ショップでも買えるくらいの工具で事足ります。 半田コテは 今回 使わなくて良いのです。


 ハンダ付けが不要だと言う その訳は、

ブレッド・ボードと呼ばれる ↑ ピンを差し込むだけで配線ができるボードが付いているからで、ここに部品を挿しこんで回路を完成させます。

この「ブレッド・ボード」なるものが どんな構造になっているか?というと、
左右にある赤と青の(電源用の)ラインは、縦にずっとつながっています。
(黒い矢印、赤い矢印の方向に 全部つながっている)
ボード中央の a,b,c,d,e の穴は 横に(黄色の矢印の方向に)内部でつながっています。 同じく f,g,h,i,j の穴も 横に(黄色の矢印の方向に)つながっています。 (左のa~e と 右のf~j の それぞれは 離れています=つながっていません)
 これを踏まえて、まずは 電源となる 電池BOXをつないでみましょう。
(単三電池が4本 必要で、これは別売… 100均一の安物で十分)

電池フォルダBOXに電池を挿し(プラス・マイナスを間違えないように!)
 それに 「006P電池用のスナップ」を介して、ブレッドボードに接続します。


 この時、(部品を余り取り付けない状態で)電圧をテスタで確認しておきましょう。

 ↑ 直流電圧のレンジ (Vー)の 20V の所に ロータリスイッチを回し、赤は赤のリード、黒は黒のリードをつなげて 電源電圧を確認しておきます。

電池が新しいので 1.5V x 4本 = 6V となる所、6.42Vもありました。

袋に入っていた部品に LEDや1KΩの抵抗があったので、この電池でLEDを光らせてみましょう。 これであなたがブレッドボードの内部接続の構造が理解できているか どうか?が分かります。

 1KΩ の抵抗はカラーコードが 茶-黒-赤 です。
 これを2本使って、上の画像のようにつないでください。 電源のプラス(赤)から 1Kの抵抗→ LEDのプラス側(アノード側) 次に LEDびマイナス側(カソード側)から また1Kの抵抗→ 電源のマイナス(黒=GND)へとつなぎます。
 無事、LEDが点灯すれば 成功です。
 
この時、抵抗のカラーコードは読めますか? できれば 色を見て 何オームの抵抗か 分かる様になってください。
また、LEDには プラスかマイナスかの極性があります。 逆につないだ場合は 光りません。 (通常は 足の長い方がプラス、短い方がマイナスです)
(電解コンデンサも同じルールです)

抵抗のカラーコードを暗記 出来ていない人は、テスタで抵抗値を確認してみましょう。 (テスタを使う 良い練習になります)

テスタのロータリSWを Ω(オーム)の 2kの所に回して合わせ、
抵抗の両端にテスタのリードを押しつければ、抵抗値が表示されます。
1kオームと言っても 正確ではありません。 この例↑では 0.992kΩ と表示されています (が、約1kオームなのでOKです)


ーーーーーーーーーーーーーーーー 追記 ーーーーーーーーーーーーーーーー
【テスタの使い方】

テスタで 「ダイオードの極性」や、
 「LEDの点灯チェック」を 行う方法を ついでに 解説しておきます。
 
上の 1kΩを測る時と同じレンジ 2kと書かれた下に黄色でダイオードのマーク ↓ が 書かれているのに注目してください。
 
 このレンジだと ダイオードの検査ができます。

左右のピンの どちらが プラスで どちらがマイナスのピンかを調べる事が出来るのです。
 ←これで正解
今回の回路では使われていませんが 上の様な ガラス管に入った部品が一般的なダイオードです。 (青い線が引かれている方がマイナス側=カソード)
ダイオードマークの書かれたレンジで、ダイオードのプラス側に赤のリード、マイナス側に黒のリードを押しつけると、電気が流れ、テスタの表示に 0.6~0.9V程度の電圧が表示されます。 ↓ これならOK。
電圧の値はそのダイオードの特性によってまちまちですが、プラス・マイナスが逆に接続された場合、(一瞬 数字が出るかもしれませんが 落ち着けば)電圧は表示されません。
 このダイオードの例のように 青い線が書かれていれば、そちら側がマイナス=カソードと 見た目でも分かりますが、線の印刷が消えていた場合でも テスタのこの使い方で プラス・マイナスが判別できます。
(赤ー黒を逆につなぐと電圧が表示されません。 一瞬 数字が出てもすぐに消える)

 LEDと呼ばれる 光る部品「発光ダイオード」も同じダイオードの仲間です。 この場合、もっと分かりやすく… 赤ー黒の接続が正しければ、LEDが実際に光ります。

赤ー黒(プラスーマイナス)を逆に接続した場合、光りません。(LEDランプが壊れてた場合も、もちろん点灯しません)

これは、ブレッド・ボードの挿した後でも確認できますので、今回の回路でも LEDの接続ピンが回路図とは逆になっていないか? 全部品の配線が完了した後にもチェックできるのです。(1kΩぐらいの抵抗をはさんでいても うっすらと点灯してくれます)
LEDの右のピンがプラスだと分かる!
右(アノード側)に黒いリードを、(左に赤いリードを)触れさせても 点灯してくれません。


ダイオードやLEDには「極性」があるので、逆のピンで接続してしまうと 回路が上手く動いてくれません。


 テスタを上手く活用して、間違いの無い配線を組み立てましょう。
 長くなったので、今日は ここまでとします・・・      

安いテスターを入手 from 秋月

2022年10月06日 13時44分54秒 | 工具
 電子工作を始めるにあたって、最初に購入すべき物は何だろう?と考えたが、やはり 「テスター」だろうと思います。 (以下、テスタと表記)
久しぶりに 東京の秋葉原に行って、安価なデジタルテスタ を見つけたので、思わず買ってしまいました。 価格は わずかに 1400円!!

地方にいる人でも インターネットで購入できるから、送料を払ってでも 十分に安いと思う。

 それでいて、一通りの基本的な機能は入っているので 初心者が始めて使うのにも適しているし、手にするのに壁が低い。

 テスタが何に使えるのか、全く分からない初心者には、こんな本が適しているでしょう。 ↓


 テスタの使い道の 大抵は、①電圧を確認するか 、② 配線がちゃんとつながっているか?の導通チェックが ほとんどですが、本格的な使い方もマスターできるとさらに良いと思います。
 半田コテやその他の工具を揃える前に、真っ先に用意するべきでしょう。

ここから 徐々に「電子工作」を再開 して行きます。


ーーーーーーーーーーーーーーーー 追記 ーーーーーーーーーーーーーーーー
【テスタの使い方】

便宜上 「テスタ」と呼んではいますが、厳密には「デジタル・マルチメータ」というのが 本当の呼び名でしょう。 とりあえずは「テスタ」のまま呼んでおきます。

電子工作を初心者の人に教える際、どうしても見落としがちな点があります。
工作に慣れていれば、慣れている程、当たり前になっていて 説明を省いてしまいがちな所を思い付きました。
 それは、新品のテスタを購入した際、リードは外された状態で箱に入っています。(赤と黒の2本) テスタの表面には このテストリードを挿す穴が 3箇所あります。 どんな時に、どこに挿すべきでしょう?

① リードの挿す位置
真ん中の「COM」と書かれた所に 黒のリードを挿し、 その右側に 赤のリードを挿します。 これOKで、99%ほとんど左側の穴は使う事は無いでしょう。
 左側の [ 10A ] と書かれた所に、赤のリードを挿す 場面は、かなり大きい電流の 測定をしたい時だけです。 黒のリードは真ん中から移動させることはありません。
 こういった、本当に初歩的な内容でも 経験の無い人にとっては、分からない… 大きな壁になってしまうものです。


② 電池の交換
 テスタの内蔵電池がへたって来ると、正しい値の測定が出来なくなります。
このテスタは、どうやって電池を交換するのでしょうか? どのタイプの電池が必要でしょうか?
それは、
 テスタ背面の緑色のカバーを 力で外し、
裏側にある止めビスを(細いプラス ドライバで)3箇所外します。

 すると、下の方に青い電池が見えてきます。
クリップで止まっているだけなので簡単に外せる。→

 電池の種類は 006P 9V というタイプの角型の電池が1個だけです。


③ 導通テストするには?
 配線がちゃんとつながっているか?どうか?を検査するには、「抵抗 = Ω」のレンジを使うのが一般的でした。 赤と黒のリードを押しつけて、0Ωに近い抵抗値であれば、正しくつながっていることが分かります。 ただし、LCD表示を目で見て確認しないといけません。
 音で(耳で)導通の確認が出来た方が、分かりやすいので 多くのテスタには ブザー音による導通チェック機能が設けられています。 (この安価なテスタにもあります)
こんな感じの ↑ 音のマークがあれば、そこにロータリスイッチを回して、セットしてください。 この状態で 赤と黒のリードを接触させると「ピー」っと 音が鳴ります。
 本当は、リードが接触して すぐに(時間の遅れ無しに)音が鳴ってくれるのが良いのですが、このテスタでは 一瞬の「間」があります。 まー 安いテスタなので仕方ないところでしょう。

 この確認で 内臓電池の減り具合や、テスタの最初の動作確認にもなると 思います。

このモード(レンジ)を使って、配線のチェック(ちゃんと接続されているか?)を しっかりと行えば、作った回路が1発で動いてくれる事でしょう。