「世直し太郎」の政局斜め読み

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「真実は一つ」『疑惑の55 分』徹底検証!(その2)

2011年05月23日 | 「立憲民主党の闇」
「真実は一つ」『疑惑の55分』徹底検証!(その2)

本日、東日本大震災復興特別委員会の質疑の中で、自民党の谷垣総裁が、菅内閣に引導を渡せるのか。

その鍵を握るのは、やはり3月12日の「疑惑の55分間」だろう。
昨日に引き続き徹底検証していきたい。

まずは、今回は「注水」「中止」「再注入」この三つの意志決定のプロセスに関する政府発表に、一貫性・合理性はあるのかどうかというポイントだ。「真実は一つ」である。

ズバリ、結論から言おう!スリーアウトチェンジ!菅内閣退陣決定!である。

なぜなら、1アウト目は、もう昨日から話題となった斑目原子力安全委員長の「再臨界の危険性」への言及問題である。

ご本人が名誉棄損とまで言って、あっさり政府の公式見解の方が書きかえられるほど、政府の公式見解の信ぴょう性がないのである。

政府の自己保身のためにご都合主義でねつ造された見解である事は明白だ。これで十分、菅内閣の1アウトである。

さらに、3月12日午後7時4分からの「注入」

東京電力の独自の判断で「ホウ酸なしの海水注入を始める」とあるが、なぜかおかしい。

ホウ酸を混入するかどうかの判断は、すでに午後6時からの20分間の議論でしていたのではなかったか?

もうその段階の議論で「ホウ酸なしの海水注入」は既成事実化しており、海江田経済産業相から準備の指示が出ていた以上、この東京電力の独自の判断という言い方はおかしい。

さらに、3月12日午後7時25分の突如の「中止」

実はここが決定的なポイントだが、東京電力の独自の判断で始めた「ホウ酸なしの海水の試験注入」を、また東京電力の独自の判断で止めたとなっている。

(この「試験注入」と言い方がまたあやしい・・・本決定前に事前に試験的にやっという言い方になるが、試験的にやったなら何を検証するために誰の指示で試験的にやることを決めたのか、試験などしている余裕があったのか。東電の中の詳しい意志決定の経緯を聞かねばなるまい。)

よし。百歩譲って、この「試験注入」も21分後の「中止」も東電の独自の判断だったとして、この「東電の独自の判断」等が許されるような状況にあったのかである。

考えてみれば、原子力災害対策法に基づく緊急事態と認識していれば、その段階で、災害対策本部の本部長は、内閣総理大臣になり、最高指揮権者として、すべての災害対策の指示命令系統は24時間、一時たりとも首相官邸が掌握していなければならないはずだ。

これだけの重要な意思決定を「知らなかった。官邸では預かり知らない所で意志決定がなされた。」では済まない。もうこの枝野官房長官の発言内容で、首相官邸は本来の仕事をしていなかった事になる!東電の責任だとは口が裂けても言えないのである!

つまり、「試験注入」「中止」を東電の独自の判断と言う言い逃れは100%許されない状況なのである!すべては日本政府、首相官邸の仕事なのである!だからここで「アウト!」が宣言できる。

これで本来は「2アウト!」である。

<つづく>

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