「ディエゴ・リベラ壁画博物館」
Sueño de una tarde dominical en la Alameda Central
「アラメダ公園の日曜の午後の夢」
@Museo Mural Diego Rivera(ディエゴ・リベラ壁画博物館)
メキシコを代表する世界的画家の Diego Rivera (ディエゴ・リベラ) が1947年い完成させた不朽の名作です。
この壁画、私とーーっても大好きで、 「これが本物かぁ・・・」 と、1年半越しの夢を果たしたと言うか、本当に感動した作品なんです
この壁画を知ったのは、大学3年生の作文の授業にて。 メキシコを舞台としたスペイン語学習の教材ビデオに、この壁画が登場していらい、この作品は私の心をつかんで離さなかったのです。(当時の私の「火曜日の生きがい」は何といってもこの教材ビデオにあった)
この壁画は、作者であるディエゴ・リベラが生きた時代のメキシコを象徴したもの。外国資本を積極的に誘致し国内の発展を推し進め、また欧米の科学知識や文化を取り入れることでメキシコの急速な近代化をはかったポルフィリオ・ディアス独裁政権下を生きたディエゴは、欧米スタイルのスーツに身をまとい、同じく著名な女性画家であり、彼の妻であるフリーダ・カーロとアラメダ公園を歩いている様子を表しています。彼が子供として描かれているのは、幼少期にメキシコをゆるがす独裁政権下において多くの歴史的人物と時を共に過ごすことができたことを誇りに思って、だったからかな・・・・。 風刺画家として名高い、Jose Guadalupe Posada (ホセ・グアダルーペ・ポサダ)が生み出した骸骨、カトリーナを中心に、メキシコ史を彩る著名人たちが壁画を盛り上げます。
もともと、この壁画はプラド・ホテルに展示するために描れホテルに華を咲かせていたものの、1985年のメキシコ大地震でホテルが倒壊すると、この可動式の壁画は現在のディエゴ・リベラ壁画博物館に移動されたのだそう。
メキシコにおける壁画の意味というのは、「文字の読み書きが出来ない人や子供でもメキシコの歴史やアイデンティティ、革命の意義を広くりかいできるように」 というもの。そのため、メキシコには至る所に壁画があり、その絵の多くが平明かつ具象的、物語的に描かれているのが特徴。 なので…
ディアス政権に求められたメキシコ革命も、新聞や国旗や服装などで視覚的かつ効果的にあらわしていたり…
土地と自由を求めた農民蜂起の様子も具体的に描かれています。
メキシコ壁画運動を推進し、「宇宙的人種」という言葉を生み出した文部大臣ホセ・バスコンセロス、先住民初の大統領で、現在のメキシコシティにある国際空港の名前にもなっているベニート・フアレスや歴代の大統領、人物の他にも現代のメキシコを象徴するベジャス・アルテス宮殿なども描かれている圧巻の一枚。
この傑作の前にはソファが設置されており、ゆったりとくつろぎながら鑑賞することができます。博物館の二階部分は、ディエゴ・リベラのそのほかの作品が展示されており、リベラの生涯をまとめたビデオも上映されます。
メキシコにはたくさんの壁画があるけれど、ここまで思い入れのある壁画は他にない!!ってほど、大好きな一枚。メキシコにいる間にもう一度訪れたい、素敵な博物館です。
実はわたしは来年度の日墨交流計画で、グアダラハラに行く予定なんです。語学研修と社会学 の授業を受ける予定です。
自分の来年の不安がちょっと解消されるようなブログ(特に授業……怖い…不安になりました涙)、本当に面白く読ませてもらっています。
これからもどんどん更新して、参考にさせてください!楽しみにしてます。
突然失礼しました!
世界史の資料集の絵が変顔過ぎて笑ってたのが懐かしいww
コメントありがとうございます。
日墨の合格、おめでとうございます!!
まだまだブログには載せ切れていない魅力や発見がメキシコにはいっぱいありますが、少しでも準備などにこのブログが役立てば光栄です。
授業や生活面について、私も不安に思いながら来たのですが、なんとかなります。
なので、ご心配せず準備を進めてくださいね。本当に何とかなります、この国は・笑。
やまもとさんのコメントがまた励みになりました。これからも頑張って更新します!!
>おじちゃん
イダルゴが頭に浮かぶってだけで、アナタすごいと思うよ。私だったら、ラテンアメリカの勉強してなかったらイダルゴ?誰それ?状態だもん。
そんなおじちゃんには帰国時のおみやげはイダルゴの「何か」だね・笑。