下田えいじゅ ブログ

市民と共に、延岡のために

ドクターヘリ離着陸場所

2013年10月30日 | 日記


昨年4月に宮崎県でドクターヘリが導入されました。
現在、離発着場所が県内279か所に設置されています。

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000181062.pdf#search='%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E7%9C%8C%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%98%E3%83%AA'
一覧です。

延岡市では37か所です。

ヘリの離発着場所には、条件があります。

一般基準として
面積・・・かたくて平坦な20m×20m以上の場所

周囲の状況
・離陸方向には、500m以内に1/8(7度)の勾配を超える障害物がないこと。
・着陸方向には、250m以内に1/4(14度)の勾配を超える障害物がないこと。
・着陸する場所の両側には原則として10m以内に1/2(27度)、45m以内に1/1(45度)の勾配を
 超える障害物がないことが必要です。

写真の3か所はいずれも、大分県の豊後大野市(高千穂の隣)の山の中の林道に設置された離発着場所です。
最大傾斜が7度弱ほどあります。

一般基準よりは狭いようです。

延岡市でも、もっと多くの場所に設置するように働きかけていきたいと思います。

無所属クラブの高木議員から情報をいただき、見に行ってきました。

福祉講演会

2013年10月29日 | 日記
岡富北地区社協の福祉講演会が行われました。
講師は、平林食品株式会社社長の平林義光様

「心の共育」と題して、時にユーモアを交えての講演でした。

その中の話の一つを紹介します。この話は数年前に、千徳酒造の前社長田丸さんから聞いた話とほとんど同じ話でした。

今日はちょっと ”COFFEE TIME”

死んであの世へ行く話です。
死ぬとまず最初に三途の川を渡ります。

三途の川を渡ると、そこには大きな門があり閻魔大王がいます。
閻魔大王も、今では現代風になり、極楽浄土へ向かう方法をいくつか考えています。

ある男が門の前で閻魔大王からこんな話を聞かされます。

正直に生き、まじめに人生を全うした者には、早く極楽へ着くように「スポーツカー」を与える。
少しだけ悪いことをした人には「普通の車」
悪いことばかりした人間は「歩いて」行くことになる。

それでお前はどうだ?
「私はまじめに生きてきましたが、一度だけ浮気をしたことがあります。」と正直に答えました。

閻魔大王が言います。「そうか、もし浮気ばかりしていたなら、自転車を与えるところだが
1度だけなら、この普通の車に乗っていくがいい」と普通の車を与えました。

その話を聞いていた次の男に、また同じように質問をしました。
「私は悪いことを一度もしたことがありません、まじめに生きてきました」と答えました。
閻魔大王は、彼にスポーツカーを与えました。

スポーツカーに乗り、一目散に極楽へ向かっていると、自転車に乗って向かっている一人の人とすれ違いました。
そうだ、きっと浮気ばかりしていたやつだ、ざまをみろ と思って振り返えると

自転車をこいでいたのは、5日前に亡くなった自分の奥さんだったげな。

連合宮崎

2013年10月26日 | 日記
昨日 連合宮崎の会合が行われた。
9年間会長をされていた横山会長が退き、新しく佐藤会長が選任された。
事務局長には、全国で2番目の女性事務局長が誕生した。

式には、連合の古賀会長もみえられていた。

古賀会長は延岡の事も詳しい様子だったので、少しだけ疑問に思っていたのだが、後に司会者から宮崎大学の出身とアナウンスがあり納得した。

古賀会長の話の中に、”ジェンダー指数”(男女平等指数)なるものが出てきた。

男女平等参画がどれだけ進んでいるかの目安だが、日本は国別順位の101位になっている。
1位アイスランド
2位フィンランド
3位ノルウェー
4位スウェーデン
 と北欧諸国が並ぶ。

日本はこれから女性が社会に参加して力を発揮すれば、もっと豊かな国になれるという話だ。
と同時に、経済一辺倒だったものの考え方を、変える時期に来ているのではないかとの指摘もあった。

OECD幸福度指数の話も他の方がされていた。
1位オーストラリア
2位ノルウェー
3位アメリカ
4位スエーデン
       日本は21位

私の心の中の「ジェンダー指数」10位ぐらい、「幸福度指数」は当然1位だ。

また、退任された横山会長の話のなかに、
全く悲しくはないが、多くの人の前で話をするという”ドキドキ感・感動”がなくなるのが寂しいとあった。

多くの前で話をするのは、本当に緊張する。
その緊張の中で、聞いている人たちが感動する話をするには、自分も感動しないとできないと私も思っている。

一貫校

2013年10月25日 | 日記
最近少しづつですが、一貫校が増えています。
一貫校と言っても、いくつかの種類に分けられます。

幼少一貫・幼少中一貫・幼少中高一貫・小中一貫、中高一貫、小中高一貫、小中高大一貫 のたぶん7種類のようです。

宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校が、日本初の中高一貫校として設立されたのが1999年4月です。
現在では、全国に公立の中等教育学校が29校、併設型が64校、連携型が80校設置されています。

公立小中一貫校は、現在100校が設置されています。
都道府県別では、18校の東京都が第1位、12校の宮崎県が第2位、9校の広島県が第3位、6校の佐賀県と続きます。

人口比では、明らかに宮崎県が飛びぬけて第1位です。
理由はよくわかりませんが、県教育委員会の方針なのでしょう?。
今度調べてみます。

小中一貫教育を進める目的は?(朝日新聞によれば)
1.学力向上
2.中1ギャップの解消
3.小中が核となって地域と共にある学校づくりを進める
4.教職員の指導力の向上
    等となっています。


昨年 福祉教育委員会に配属され、小中学校の主任級の先生方と懇談する機会があったのですが、約100名ほどの先生方に対して、最初にこんな質問をしてみました。

複数回答でも構いませんので、どれが良いか手を挙げてください。
1.小中一貫校
2.中高一貫校
3.現行のまま

正確な人数は覚えていませんが、約8割の先生方は”3.現行のまま”を支持されました。

もしかしたら、机上の理論と現場の考えが食い違っているのかもしれないと思います。

人間の成長にとって、最も大切と言っていい”教育”ですが、「内容」「教え方」「制度」等の側面で見ると、なんだかややこしくなります。

良き教育者がいて良き生徒がいて良き家庭がある、そこには制度は関係ないのかもしれません。
しかし、そうでないから「制度」を変えて試してみるのでしょう。

ここまで考えると、
「制度」ってどれも似たような問題点があるように感じます。
「選挙制度」「年金制度」「保険制度」等々

行政視察

2013年10月24日 | 日記
21日から23日にかけて、栃木県那須塩原市と青森県弘前市に視察に行ってきました。

那須塩原駅前は、閑散としたものでした。新幹線の駅というのに。
生乳生産が本州1位で、産学官でまちおこしの種として活用されていました。

生乳生産は1位から3位までは北海道で、都道府県別も1位北海道・2位栃木県の順です。
農商工に観光を加えた、「農観商工連携」で産業の振興と活性化を行っていました。



青森県弘前市は、言わずと知れた「りんご」の全国最大の産地です。
生産量18万トンほどで、2位の長野県長野市の4万トンを大きく引き離して、ぶっちぎりの1位です。

都道府県別でも青森県が全国の50%以上の生産量を誇っています。

では、その弘前のリンゴはどこから来たのか?
自生していたのではなく、なんと、アメリカから持ってこられたものでした。

明治8年西暦1875年にアメリカの宣教師によって3本の苗木が持ち込まれ、そこからリンゴの生産が始まったそうです。
驚きました

言い換えるならば、全くのゼロからでも、140年の時間が、その街の顔・看板ともいえる”もの”を作り上げてしまうということです。

当然、気候が適していたことや、いろんな努力の結果なのでしょうが、それにしても、まちづくりを考える上での大きな成功例だと思います。

現在は、「弘前感交劇場」と題して”感動と交流”をテーマにまちづくりを行っています。

特筆する点は「やわらかネット」、一言でいえば、異業種交流会。
経済の団体や趣味の団体、お寺の和尚さんまで、いろんな人たちが集い、まちづくりを話す場で、団体としての組織はなく、結論も出さないのだそうです。

その「やわらかネット」からヒントを得て、様々なコンテンツが生まれています。
その一つが「アップルパイガイドマップ」、市内のお菓子屋45店舗がそれぞれ特徴あるアップルパイを売っています。
単一商品の街のシンボル化は、まちづくりの定番の一つになりつつあります。

この「やわらかネット」のやり方は、いろんなところで使えるかもしれないと思っています。
例えば防災ネットワークとか?



自分の目で見て、聞いてみて、初めてわかることがいっぱいあります。
それがそのまま延岡にあてはまるとはかぎりません、というより、ほとんどあてはまらないでしょう。

しかし、ヒントはどこかに隠れているものです。
延岡の140年後は、違った顔になっているかもしれません。