(続き)
システムを構築するプロセスでは、会話の正確性が大変重要になります。ITストラテジストはシステム構築の最上流工程を担う重要な役割を担っています。午前の問題でも良く出題されますが、上流工程で、ユーザやクライアントとの認識違いは致命的です。「~だろう」のようないい加減な情報で、ITストラテジストが設計方針をSEやプログラマーに伝えてシステムを構築した場合を想像してみてください。出来あがったシステムが、如何に「ダメダメ」システムになってしまうか皆さんも、枚挙が出来ないほど数多く見聞き(ないしは自分自身で経験)しておられることでしょう。
情報処理技術者試験で、午後1や午後2の試験問題で、あたかも「国語力」を試すような問題が毎年出されるのはこのためなのです。
もう少し例を挙げてみましょう。例えばユーザが「問題点が分からない」とITストラテジストに問うてきた場合、「~を変えれば問題を解決できます。」と答えれば、時間の無いユーザからは喜ばれることもあるでしょう。しかし、ユーザとともに問題点の本質をしっかり共有してから解決策を提言しようとするならば、問題点の原因分析の手順と、分析結果を説明したうえで、ともに改善のための切り口を共有する事が大切です。
(続く)
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