いよいよ一週間前です。本年出題されそうな観点を、以下本書の対策標語で紹介します。
（小分類４０－１）「ＩＴ技術を駆使せよ！」 １５問 出題年度６回
「ＩＴ技術」と一言で言っても意味が広すぎてなんのことかと思うだろう。過去問の世界では、「ＲＦＩＤ」や「災害時の安否や、作業中要員の所在の分る携帯電話（今だからGPSと分るが）」、「遠隔リモート保守システム」、「動体認識カメラ」、「店頭販売向けタブレット型ＰＣ」、「インターネット連携の健康情報システム」、「スマートフォンの活用」「健康管理ロボット」などが登場してきている。ＩＴストラテジスト試験のような企業戦略策定を担当する試験区分では、直接、携わらない代物のように感じるものもある。しかしそういった特別な機器が出てきたときには「有効活用せよ！」と、暗示していると思ったほうがよい。一言で分類できないので「ＩＴ技術」としたが、機能要件をよく押さえて活用できる道を、問題文上の「経営層」や「担当者」の立場に立って考えよう。
営業や工場や業務処理の現場、高齢者宅などの、現場支援の場面と、抱き合わせで登場してくることがある。また情報の効果的な収集や活用のツールとして登場させる場合もある。必ず、毎年出るので、気をつけておきたい。
発見のコツは、ハンドヘルド的な小道具、組込みシステム、小型ＰＣ系ハードウェア、新型の記憶媒体、映像技術、あるいはインターネットと連携・活用したシステム、情報発信型の仕組み、タブレット型端末、ロボットなどが登場したらコレかと疑うことである。
解答のコツは、IT技術の特性をとらえて、その特性を的確に生かした活用を考えること。登場したＩＴ技術ツールに縁のなかった受験者を考慮し、比較的高い確率で、問題文の前半部分で、その技術の特性や活用事例を説明している部分が多いのでこれを基に考える。
・平成25年問1設問3(1),(2) Ｗｅｂサイトでスマートフォンへ情報発信
・平成25年問3設問3(2) 携帯端末から通知を受けた場合に、受付センタが出動指示をするに当たって留意すべきこと
・平成25年問4設問2 健康管理ロボットに戦略的に組み込まれる無線認証機能
・平成25年問4設問3(1) クラウドサービスのアクセス料金による収益
・平成23年問1設問2(1)顧客が希望する商品がなくて販売できなかった情報のタブレット端末での入力
・平成23年問1設問2(2) タブレット端末への在庫の有無、納期照会、取
り寄せ手配ができる機能の追加
・平成23年問2設問2(1) 健康診断の測定結果と、毎日の歩数の記録に応
じた健康指導
・平成23年問2設問2(2) 健康診断の受診結果に基づいた成人病予防に関
する情報の発信
・平成21年問1設問3(1) （営業担当者の）訪問の道筋や時間配分を提示する機能
・平成21年問1設問3(2)①上司の部下の訪問活動の管理を支援するため
の機能
②営業担当者への指示・アドバイスを伝達する
機能
・平成21年問4設問2①動体監視カメラの異常状態の自動検出機能
②動体監視カメラの沿革からの設定値調整機能
・平成20年問2設問3(1) 外出先での保守作業見込み時間の携帯入力
・平成19年問1設問3(2)ＩＰ電話の位置情報で近い保守要員をアサイン
・平成19年問2設問2 ＲＦＩＤによる市場内の温度把握
・平成17年問2設問1 リモート監視からの故障部品の通知による故障
対応時間の短縮
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