両陛下は6月のインドネシア訪問報告という名目で9月に昭和天皇陵を参拝された。
即位の礼の行事として参拝されて以来4年ぶりの参拝。
当然秋篠宮派(男系男子派)からは非難轟々である。
海外訪問前後の参拝を慣例とすれば、
・3ヶ月遅れの帰国報告
・訪問前の挨拶は無し
・エリザベス女王葬儀出席の英国訪問では前の挨拶と後の報告が無し
という事になる。
両陛下は、だらしない。
祭祀をやる気がない。
と言いたい放題だ。
しかし、両陛下は日程調整から礼服の準備、行き帰りの運転まですべてを職員に任せており、自分達でやる一般人とは違う。
海外訪問前後の昭和天皇陵参拝が本当に慣例ならば、職員がしっかり予定する筈である。
昨年はご即位5年目の節目の年。
そして、今年の1月7日は昭和天皇崩御から丸35年。
神道の皇室では5年10年が節目となる為、今年の昭和天皇のご命日も節目であった。
ご命日に行われる式年祭は大きな節目の年以外、両陛下は皇居で参拝され、陵墓では宮家の皇族が両陛下の代拝を務める。
両陛下が昭和天皇陵を参拝される機会は当分無かった。
昨年の9月1日は昭和天皇が摂政皇太子として尽力された関東大震災からちょうど100年。
色々な節目の年という事で両陛下が昭和天皇陵を参拝されたと考えられる。
それをなぜインドネシア訪問報告という事になされたのか。
秋篠宮家の海外訪問前後の昭和天皇陵参拝を正当化する為。
秋篠宮家のイメージをアップする為。
両陛下がそこまでされるのは、皇室典範が直系優先を原則とし、皇室制度は愛子様を正統な後継者としているからだ。
皇位継承の男子限定は天皇と皇太子に女子のみ誕生し、傍系男子が皇位継承一位となった場合、整合性を失う。
傍系男子は後継者としての正統性に欠けるのだ。
それゆえ、皇后と皇太子妃は正統な後継者となる男子を産む事が義務付けられていた。
正統性に欠ける男子が皇位を継承し国事行為を行えば、日本も皇室も不安定になる。
にも関わらず皇位継承の法律を変えないのなら、秋篠宮家を正統な後継者のように見せる事が現状での最善策。