ロシアとウクライナの歴史的な問題と地域対立描く「ドンバス」緊急公開
『ドンバス』5/21より緊急公開
— 5.21(土)『ドンバス』緊急公開 (@sergeiloznitsa) March 26, 2022
8年前から戦争が続くウクライナ東部ドンバス地方の政治や社会を風刺を織り交ぜながら描くロズニツァ監督の傑作フィクション。歴史的なしがらみに加え、高技術なフェイクニュース、政治の腐敗や暴力による支配で現在の戦争がさらに複雑化する。全国劇場にて順次公開 pic.twitter.com/ULxeE6uk0v
監督のセルゲイ・ロズニツァ氏はロシアの帝国主義・侵略戦争には勿論反対だが、ドンバスの分離独立騒動の原因となったウクライナの過激・偏狭な民族主義にも異議を唱えており、ウクライナ映画アカデミーからの除名処分の理由は端的に言うと「非国民」ということのようだ。最近の西側メディアではタブーと化しているが、ウクライナの狂信的民族主義の闇はもっと語られるべきで、この映画はウクライナ学習の好適な題材になるだろう。