神田川・日本橋川 江戸歴史クルーズ(4/19)

2008年04月20日 | 自主勉強会
冬の格好でも寒いくらいの陽気でしたが、予定の時間通りに浅草橋を出発。
柳橋から隅田川(大川)へ出て小名木川に入り、水門で水位調整を体験。パナマ運河での航行もこのように行われることを実体験しました。再び隅田川へ戻り、日本橋川に入ります。
日本橋を川から見上げるのは初めてですが、立派な橋に覆いかぶさる高速道路の不粋さを今さらながら感じます。早く青空の下のお江戸日本橋を取り戻して欲しく思います。
続いて印象的だったのは常盤橋。江戸天下普請のときの石塁が、御門跡にそのまま残っているのがよく見えます。

いつもお茶の水駅のホームから眺めていた神田川を、川側から見上げるのも感慨一入。外濠工事最大の難所だったようで、普請を請負わされた伊達藩の財力を削いでしまったのもうなずけます。

2時間半のクルーズでした。ガイドさんは終始高いレベルの立派な歴史解説をして下さいました。これは良い勉強になります。
まだの皆様には三ツ星のお勧めです。

(08/4/19 神楽坂半公)


1 コメント

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日本橋研修の記憶と千代田区のプライド (Mi)
2008-04-21 23:00:18
ガイドさんの日本橋界隈の説明を聞きながら、昨年参加した日本橋研修の内容を意外にもとてもよく覚えていて、我ながら驚きました。覚えるのが苦手な私に、かくも記憶の刷り込みをさせるとは、大変に優れた研修だったのだと実感致しました。

日本橋川から神田川の水路は、普段地上を通り慣れている場所だけあって感慨一入でした。
また、千代田区役所辺りは無粋なカミソリ堤防もきれいな蔦で覆う工夫がしてあり、着物の裏地に気を使うような江戸っ子のプライドを感じさせるものです。

隅田川から入る水路では、魚河岸が日本橋にできた当初の賑わいを彷彿とさせるものがあります。橋が3800あるという東京(江戸)の水路の豊かさは、現在のどこに生かされているのでしょうか?
なんだか残念ですね。
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