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北河内4市リサイクル施設組合議会

2016年03月01日 | 日記
北河内4市リサイクル施設組合議会 平成28年第1回定例会が2月24日に行われました。
一般質問の内容は以下のとおりです。

北河内4市リサイクル施設組合 一般質問

寝屋川市議会の石本絵梨菜です。通告に従いまして一般質問を行います。
 はじめに廃プラのリサイクル工程についてお聞きします。
 公益財団法人日本容器包装リサイクル協会のホームページによりますと、平成25年度のデーターですが、プラスチック製容器包装のうち、家庭からの排出量が、116.1万トン。うち市町村が収集しているのは73.7万トン。そして容リ協引取量が65.9万トンとあります。容リ協引き取りのうち材料リサイクルに34.6万トン、ケミカルリサイクルに31.2万トン活用されていますが、実際、再商品化されているのは、材料リサイクルが17.3万トンで50%。ケミカルリサイクルが26.4万トンで84.6%です。
 寝屋川市の9月議会で、ごみ処理コストの比較を聞き、1キロ当たりの処理コストは、材料リサイクルでは24円、焼却では、10円と答弁がありました。コストがかかり、また、集まってきた廃プラを機械選別や手選別をし、たくさんの手間をかけているが、材料リサイクルになるのは17.3万トンである。今のやり方では、不効率だと思います。そこでお伺いします。

①過去3年間(平成24年度から26年度)の4市施設からリサイクル事業者に搬出されたプラ及びペットボトルのリサイクル手法別の搬出量について。
②4市施設の処理工程及びプラ及びペットボトルの材料リサイクル工場の処理工程について。
③平成27年度上半期(4月1日から9月30日)に4市施設からリサイクル事業者に搬出されたプラ及びペットボトルの活用状況(リサイクル用途の詳細)及び再商品化製品の例について。
以上3点についてお聞かせ下さい。

次に、事前配布資料「主な事務の報告と今後のスケジュールについて」によりますと平成27年4月から12月における可燃残渣が192.33トン。不燃残渣が13.91トンとあります。リサイクルプラザでは、平成22年6月に簡易ガスライターを原因とする火災事故がありましたが、不燃残渣の中でガスライターやスプレー缶などの危険物は、どの程度混入されていますか。
 また、その他危険物の混入状況について把握しておられますか。お聞かせ下さい。


2回目の質問

今回の一般質問では、「廃プラのリサイクル工程」と「残渣の内訳」について質問いたしました。
プラスチック製容器包装については、市町村が73.3万トン収集しているのに対し、材料リサイクルとして再商品化されるのは、17.3万トンで23%程度しかありません。また、処理工程についても伺いましたが、機械選別の工程もありますが、手選別作業によるところが大きく、大変手間のかかる作業であり、構成4市では、プラスチック製容器包装とペットボトルを一括収集しているため、それらを手選別ラインで分別するのは、なおさら手間がかかります。不燃物に含まれている危険物については、減少してきているとはいっても、現在も2千個以上のライターや1万個近いスプレー缶が混入していて危険の伴う作業です。過去に寝屋川市では、ペットボトルだけの収集をしておりましたが、単一素材だけを対象とするほうが効率的で安全だと考えます。
今回の質疑の中で、現在の廃プラ処理のあり方は、非効率的で、特に材料リサイクルについては、市町村が収集したプラの4分の1しか活用できていないことが分かりました。前回の議会でも要望させていただきましたが、廃プラ処理のあり方については、周辺住民の方が訴えてこられた、健康被害解消のためにも、構成4市で十分な議論をしていただくことをお願いして、質問を終わります。