宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

PC復活劇

2005-08-14 20:56:54 | デジタル・インターネット
pismo1
 ちょっと遡る話だが7月27日の朝、愛機PowerBook G3/400「Pismo」(以下1号)の電源が入らなくなってしまった。その数日前から電源スイッチボタンの節度感(ON・OFF の切り替わり時の「触覚」 )が無くなっていたので、マズイかな?と思っていたのだが、パワーマネージャーのリセットを何度行ってもウンともスンとも言わなくなってしまった。

 ちょうど5年前に購入以来、メモリは64MBから192MBを経て1GBに、HDは6GBから40GBに増設し、ドライブも昨年コンボに改造しており、まさに自分の「頭脳」として重宝しているのに加え、HDには息子の誕生以来の写真データや楽隊の運営書類、いけない音楽(謎)やいけない写真・動画(冗談)等がテンコ盛りで入っており、愛着あふれるPCを買い換える、と考える前に何とか修復をと、あたふたしてしまった。

 とりあえず予備機のPB1400cを使い、何とかメール処理は行うことができた。が、その段階では電源スイッチボタンが組み込まれているヒンジカバーの分解方法が分からず、原因を特定することができないため、修理に出したとしても結構な出費が予想されることから、方策としてはヤフオク等で中古の同形機を購い、HD、メモリ、AirMacカード、コンボドライブを移植することに決定した。我が家の財務省には「Mac mini」導入の可能性も示唆しながら、予算2万5千円でオークション参加の許可を得て、いざヤフオクを覗くと…なんと予算に近いPismoの出物が結構ある!と、いうことで幸いなことに若干予算を超えたものの、同タイプのPismo(以後2号)を落札することができた。

 そして無事に振込処理を終え、出品者から自宅に2号が届き、さあ手術だ…と考えながらPB1400cで当日のメールを処理していたところ、ふとオークションアラートのメールに「Pismo用内蔵電池」があるのに気付いた。元々の1号は内蔵電池が駄目になっていて、電源をコンセント側で切ると毎回起動する度に日付と時刻を設定しなければならない状態だった。故に内蔵電池のオークションをアラート設定していたのだが、オークションページへのリンクを開くと、そこには交換手順の紹介として
http://homepage.mac.com/sysop/PhotoAlbum7.html
へのリンクがあった。もしやこれは?とリンクを開き、手順をよく見ると…手順11はまさにヒンジカバーの外し方!早速試してみると、見事にカバーは外れ、ボタンの裏側を見ることができた。そして…。

 故障の原因は、ボタンの裏側にあるパッドがずれ、スイッチ(写真の矢印部)
pismo_powerpad
を押すことができなくなっていたためで、パッドを元の位置に直しカバーを取り付け、起動を試みると、見事!1号は無事に復活を遂げた。こうなると2号の立場は?となるが、結果、以前1号に装着していたメモリを流用し192MB仕様とした上で、たまにPB1400cでブラウズをする妻に「2号を分解して1号と比較・確認したところ、1号の不調原因を特定し修理することができたので、2号はそのまま君が使えるよ。今までの1400より性能が高いから、ネットも十分楽しめるよ。」と、委ねることとなった。自分的には1号が不調になれば2号があるさ、の感覚で予備機のグレードアップに成功、といったところだが、次期主力機はまだまだ先、intelになってからだな…と嘆く夏の夜だった。