夜,寝る間際になってもハイテンションが一向に衰えず,あまりにオチャラケとオフザケの度が過ぎたものだから,以下のような順に少々きつく叱った。
(1) オフザケしてないで,いうことをちゃんと聞きなさい! と言いながら両のホッペをギュッとつねる。
→ヘラヘラ笑うばかりで,ほとんど効果はない。
(2) いい子のアキラは何処にいますか~? いい子はちゃんということを聞いてくださ~い。と猫なで声でヨイショする。
→ハーイ,ここでーす。と声だけは元気。はっきりと答える。ただし,行動はまったく伴わず。
(3) トイレにオシッコに連れてゆき,灯りは点けずに一人だけ中に残して,当方はちょっとのあいだ隠れてしまう。
→しばらくすると,しょんぼりした様子で,何やらブツブツとぼやきだした。
(3)はさすがに少々こたえたようだ。よく聞こえなかったが,ブツブツブツブツ,いったい何を言っていたのだろうか。《アキラ,オシッコでないんだもん。ママと一緒に,オニイチャンと一緒に,寝たいんだもん。アキラは,それからもっと,こうして,ああして.....》そんなことを,トイレの暗がりのなかで一人ブツブツと呟いていたような気がする。決して泣き出したりはしなかった。ただ,ずいぶんと淋しい気持ちであったように思われた。ちょっとだけ,ごめんよアキラ。
(1) オフザケしてないで,いうことをちゃんと聞きなさい! と言いながら両のホッペをギュッとつねる。
→ヘラヘラ笑うばかりで,ほとんど効果はない。
(2) いい子のアキラは何処にいますか~? いい子はちゃんということを聞いてくださ~い。と猫なで声でヨイショする。
→ハーイ,ここでーす。と声だけは元気。はっきりと答える。ただし,行動はまったく伴わず。
(3) トイレにオシッコに連れてゆき,灯りは点けずに一人だけ中に残して,当方はちょっとのあいだ隠れてしまう。
→しばらくすると,しょんぼりした様子で,何やらブツブツとぼやきだした。
(3)はさすがに少々こたえたようだ。よく聞こえなかったが,ブツブツブツブツ,いったい何を言っていたのだろうか。《アキラ,オシッコでないんだもん。ママと一緒に,オニイチャンと一緒に,寝たいんだもん。アキラは,それからもっと,こうして,ああして.....》そんなことを,トイレの暗がりのなかで一人ブツブツと呟いていたような気がする。決して泣き出したりはしなかった。ただ,ずいぶんと淋しい気持ちであったように思われた。ちょっとだけ,ごめんよアキラ。