goo blog サービス終了のお知らせ 

「ミーシャ」から「みー太」へ。

2008年11月19日 | 日々のアブク
 遅ればせながら一寸報告しておきたい。ネコの名前は「みー太」と決まりました。「ミーシャ」から「みー太」へ。あれま,ほとんど変わっちゃおりませぬ。遠く過ぎ去った日々を思い起こせば,子猫時代のミーシャは優しく大人しく,そしてチョッピリ神経質そうな女の子だった。いっぽう,みー太の方はただひたすらに元気いっぱいの男の子だ。どっかの猫好きのお宅に『軍曹』という名のネコがいたけれど,みー太も丁度そんな感じだ。

 ある日あるとき,突然居間の中を猛ダッシュで走りだす。何をしようとしているのか,何を意図しているのかは全く不明である。発作的に,思い立ったが吉日,といった按排だ。ときには勢いあまって長椅子の脚に頭を打ちつけたりする。一瞬フラついてたじろぐものの,再び懲りもせずダッシュを開始する。居間と続きになっている台所の方も,当然のことながら彼の侵略の手を免れることはできない。シンクの上の棚に一気に駆け上がる。食器洗い機の裏側にムリヤリ潜り込もうとする。浄水器のコードに足が絡まってズルズルと引きずる。窓のブラインドを手(前足)でガチャガチャやる。故意か偶然か,包丁立てをひっくり返そうとする(ヲイヲイ危ないゾ)。 さして広からぬ空間とはいえ,それらのスペースを精一杯活用して縦横無尽に駆け抜けるのだ。やがてそのような韃靼人の蹂躙のごとき進軍が終息に近づくと,居間の出窓あたりに移動して座布団のうえにチョコンと寝そべり,今回のオペレーションは完了となる。ゼイゼイハァハァと,しばしのあいだ息が荒かったりする。

 あるいは,急に意味もなく壁に向かってジャンプする。出来るだけ高いところまでジャンプする。のみならず,廊下の曲がり角の壁が直角に交わっているところでは,その90度の壁面を拠り所として天井に向かって一気にダダーッと攀じ登ろうとするのだ。爪を立てやすいザラザラした壁紙なのだが,それでもだいたい途中で落下してしまい,いまだに天井まで登りつめることは出来ていない。けれど,日々精進の成果であろうか,壁の爪痕を見ると残りあと30cmくらいの高さまでには達しているようだ。それにしても別に上の方に何かがあるわけでもない。ただマッサラな天井があるだけだというに,何故にそんな行動をとるのか? みー太にすれば,「そこに壁があるからだぃ!」ということなのだろう。 サルタンバンクsaltimbanqueなんて言葉が浮かんでくる。


  Ce tout petit garcon qui n'etait pas de moi
  Mais qui avait su lier mon ame saltimbanque
  Avec sa tete dans mon cou, avec son rire dans sa gorge...



 さてと,みー太はこの先どんな子に育ってゆくのだろうか? まるで眼を細めて可愛いい孫を見守るジーサンのような気持ちで,それなりに楽しみなのであります。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高座丘陵を,ただひたすらに... | トップ | そりゃ私とて 「牛丼食いてぇ... »
最新の画像もっと見る

日々のアブク」カテゴリの最新記事